2024年1月11日、中國中央テレビ（CCTV）は中國の2023年の自動車生産?販売臺數(shù)が史上初めて3000萬臺を突破したと報じた。

記事は、中國自動車工業(yè)協(xié)會が11日に発表したデータで、2023年の中國の自動車生産臺數(shù)が前年比11．6％増の3016萬1000臺、販売臺數(shù)が同12．0％増の3009萬4000臺に達して15年連続世界一になるとともに、初めて年産3000萬臺の大臺に乗ったと紹介。このうち新エネルギー車は生産が同35．8％増の958萬臺、販売が同37．9％増の949萬5000臺で、9年連続世界一になったとした。

また、同協(xié)會のデータでは、昨年1年間に中國が輸出した自動車は同57．9％増の491萬臺に達したことも分かり、日本を抜いて世界一の自動車輸出になる見込みで、このうち新エネ社の輸出は同77．6％増の120萬3000臺となり、中國の電気自動車（EV）大手のBYDが世界の自動車販売量ランキングで初めてトップ10入りしたと伝えた。

その上で、中國の自動車業(yè)界の爆発的な成長を支えている新エネ車の輸出について、歐州や北米などの先進地域が重要な市場になりつつあると指摘。歐州の新エネ車販売臺數(shù)に占める中國車の割合は22年8％から25年には15％にまで高まる見込みであること、中國車が品質(zhì)向上と同時に販売単価を向上させつつ、コストパフォーマンスの高さを保っていることを紹介した。

記事は、中國の新エネ車の世界的な影響力向上に伴い、その核となるバッテリー、モーター、電子制御の3大技術(shù)も世界をリードする地位にあると紹介。中國の複數(shù)メーカーが続々と新技術(shù)を発表しており、23年6月現(xiàn)在で中國から申請された動力用電池特許案の數(shù)は世界の74％を占めたほか、駆動用モーターの生産技術(shù)指標でもその多くがすでに世界の先進レベルに達しているとした。（翻訳?編集/川尻）