臺(tái)灣交通部観光署が発表した統(tǒng)計(jì)で、海外に出かけた臺(tái)灣人の3分の1が日本を訪れていることが分かった。臺(tái)灣メディアのCTWANTが15日付で報(bào)じた。

同署によると、2023年1～11月に臺(tái)灣を訪問(wèn)した人は567萬(wàn)2000人だった。香港?マカオからが最多で105萬(wàn)人、次いで日本（80萬(wàn)5000人）、韓國(guó)（64萬(wàn)人）となった。以下、米國(guó)（46萬(wàn)2000人）、ベトナム（35萬(wàn)7000人）、タイ（34萬(wàn)7000人）など。かつて最大の「主力」だった中國(guó)本土は、19年には271萬(wàn)4000人だったが、昨年はわずか19萬(wàn)3000人にとどまった。

一方、同期間に海外に渡航した臺(tái)灣人は1074萬(wàn)人だった。渡航先では日本が最多の383萬(wàn)人で全體の約35％を占めた。3人に1人が日本を訪問(wèn)したことになる。以下、中國(guó)本土が159萬(wàn)人、韓國(guó)が87萬(wàn)6000人、ベトナムが76萬(wàn)4000人、タイが70萬(wàn)6000人、米國(guó)が43萬(wàn)人などとなった。

記事によると、ある臺(tái)灣の旅行業(yè)界関係者は「臺(tái)灣の観光赤字が1～11月だけで500萬(wàn)人にも上っており、特に日本に対しては300萬(wàn)人以上の赤字だ」と指摘?！福ㄅ_(tái)灣）政府は昨年、『臺(tái)灣人だけが中國(guó)本土に行き、中國(guó)本土人が臺(tái)灣に來(lái)ないことがあってはならない』と対等を標(biāo)榜したが、対等というなら臺(tái)灣人の訪日を制限すべきでは？」と不満を漏らしたという。

中華優(yōu)質(zhì)旅遊発展協(xié)會(huì)の李奇岳理事長(zhǎng)は「多くの日本の友人が臺(tái)灣旅行は安全ではないと明かしているが、これは治安のことではなく両岸（中臺(tái)）の情勢(shì)の混亂のことだ」とし、「海外メディアが年じゅう、中國(guó)機(jī)の飛行や軍事演習(xí)による封鎖などを報(bào)じている。臺(tái)灣人自身は慣れていてそうした感覚がないかもしれないが、外國(guó)人から見(jiàn)ると両岸はまるでアジアの火薬庫(kù)のようで、安全ではないというイメージが作り出されている」と述べた。

靜宜大學(xué)観光學(xué)部の黃正聡準(zhǔn)教授は「日本人の海外旅行は韓國(guó)だけが特に回復(fù)している。韓國(guó)は日本に最も近く、コストを気にすることも少ないからだ。臺(tái)灣やその他の市場(chǎng)では（日本人観光客は）5割程度しか回復(fù)していない」とし、「（臺(tái)灣の）中部や南部の観光地は外國(guó)人には交通が不便であり、この點(diǎn)を改善すればより多くの外國(guó)人観光客を呼び込むことができる」との考えを示した。

なお、臺(tái)灣交通部観光署は「円安や日本側(cè)のコロナによる制限解除が比較的遅かったこと、航空便や人手の回復(fù)が十分でないこと、日本が國(guó)內(nèi)旅行を推し進(jìn)めていることなどから、日本人の海外旅行はコロナ前の52％にとどまっている。臺(tái)灣は依然として日本人の旅行先で3番目だ」と説明している。（翻訳?編集/北田）