中國(guó)メディアの上観新聞は15日、「この歐州の監(jiān)督が日本サッカーに出した“処方箋”が効果を発揮した」と題する記事を掲載した。

カタールで開(kāi)催中のサッカーのアジアカップ初戦で、日本代表は元日本代表監(jiān)督のトルシエ氏が率いるベトナム代表と対戦し、4-2で勝利した。記事は、「トルシエ氏はアジアのサッカーに置いて知られた存在だ」とし、日本代表監(jiān)督として2002年のワールドカップ（W杯）日韓大會(huì)に出場(chǎng)したほか、中國(guó)クラブでも指揮を執(zhí)ったことに言及した。

そして、今回同氏が率いるベトナムについて「歐州で主力を張る選手を多くそろえた日本に対し、ほとんどが國(guó)內(nèi)リーグでプレーしており、ほぼ勝算はなかった。しかし自らのスタイルを貫き、ボール保持率は43％を記録。日本（15本）よりも大きく少ない6本のシュートしか打てなかったが、そのうち2本をゴールに結(jié)び付け、前半にはリードする時(shí)間帯もあった」と評(píng)した。

記事はベトナムについて「サッカーの歴史はそれほど長(zhǎng)くなく、本格的に行われるようになったのは1950～60年代。ベトナムサッカー協(xié)會(huì)は日本サッカー協(xié)會(huì)と協(xié)力し、日本からプロとして有り様を?qū)Wんだ。その後、大韓サッカー協(xié)會(huì)とも連攜し、優(yōu)秀な選手が韓國(guó)Kリーグでプレーするようになった」と説明した。

また、その臺(tái)頭にはユース世代の育成を重視していることが深く関係しているとし、「ベトナムはアジアユースからU－23、アジアカップと著実に成長(zhǎng)している。2019年に行われた前回のアジアカップでは日本に0－1で敗れてベスト8に終わったが、日本の選手たちはベトナムの成長(zhǎng)に驚いていた。22年1月のW杯アジア最終予選では中國(guó)を3－1で下している」と紹介?！钢袊?guó)クラブでは結(jié)果を殘せず批判も浴びた同氏だが、今大會(huì)で日本相手に善戦したことで中國(guó)國(guó)內(nèi)のサッカー関係者が相次いでトルシエ氏を稱賛している」とも伝えた。

その上で、トルシエ氏が「中國(guó)が02年のW杯に出場(chǎng)できたのは、當(dāng)時(shí)中國(guó)に歐州で活躍していた選手が複數(shù)人いたから。私が日本代表を率いていた頃の海外組は中田英壽しかいなかった」と語(yǔ)ったことを紹介?！弗去毳伐ㄊ悉?dāng)時(shí)、日本サッカーに出した“処方箋”は『より多くの選手を海外でプレーさせること』だった。それから20年余りが経ち、海外でプレーする日本人選手は200人以上になった。彼らは日本サッカー臺(tái)頭の目撃者であり、推進(jìn)者だ」とし、「トルシエ氏は今、ベトナムにも同じ“処方箋”を出している」と述べた。

記事はトルシエ氏が「ベトナムリーグと中國(guó)リーグは似ている。クラブはフィジカルがあり攻撃力のあるFWを好んで獲得するため、ゴールのほとんどが外國(guó)人選手によるもの。そのため、中國(guó)代表には點(diǎn)を奪える選手がほとんどいない。ベトナムもそうだ」と指摘したことを挙げ、「20年前と比べて確かに中國(guó)サッカーは後退した。中國(guó)はこれ以上足踏みしてはならず、今大會(huì)ではできるだけ勝ち上がり、さらには未來(lái)の方向性が見(jiàn)られることを願(yuàn)う」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）