2018年に留學(xué)先の日本で逮捕され、その後不起訴処分となった中國の俳優(yōu)ジャン?ジンフー（蔣勁夫）をめぐり、「主演に6900萬元（約14億2200萬円）超」との話題が中國SNSの微博（ウェイボー）で注目を集めた。

ジャン?ジンフーは18年、蕓能活動を一時休止して日本へ留學(xué)。同年11月に交際相手の日本人女性を暴行したとして傷害容疑で逮捕され、翌月の12月末に不起訴処分が決定して中國に帰國した。

中國メディア?財経網(wǎng)は、昨年8月にジャン?ジンフーとの権利責(zé)任侵害紛爭で提訴した企業(yè)側(cè)が裁判所から提訴棄卻の通知を受け取ったと17日に発表したことを報道。それによると、同件の発端となったのは6年余り前のドラマへの投資案件で、原告企業(yè)は17年7月にある企業(yè)と5040萬元（約10億3000萬円）を出資する契約を結(jié)び、17年7月から18年5月にかけて相手企業(yè)に計5095萬元（約10億5000萬円）余りを支払った。

相手企業(yè)はジャン?ジンフーが設(shè)立した2社と17年7月に契約を結(jié)んでジャン?ジンフーが主演としてドラマに出演することをオファー。ジャン?ジンフーに6915萬元（約14億2500萬円）を支払ったが、戀人に対するDV（ドメスティック?バイオレンス）報道で作品は公開できず、原告企業(yè)と相手企業(yè)の投資回収は不可能になったという。相手企業(yè)は20年12月にジャン?ジンフーの2社と和解協(xié)議を結(jié)んでおり、原告企業(yè)の提訴はこの和解協(xié)議をめぐるものだ。

微博ではジャン?ジンフーを主演として招くのに6900萬元余りが支払われたとの話題に関心が寄せられ、ネットユーザーからは「蕓能人は簡単に稼ぎ過ぎだ」「後半の人生、仕事をしなくてもゆとりある暮らしができる」という聲や「だから統(tǒng)計局が発表する平均給與はあんなに高いのか」「私の月給は6900元（約14萬2200円）以下」などの聲が上がっている。（翻訳?編集/野谷）