中國中部の湖南省長沙市の一部映畫館が、指定された作品についての鑑賞料金の払い戻し制度を導入しました。映畫館の環(huán)境や映畫の質が予想より低かった場合に料金の払い戻しを受けて退場できる方式です。これまでは上映前に限って払い戻しを受けられましたが、新たな方式では上映後30分以內ならば払い戻しを受けられます。

ある市民は「監(jiān)督は、予告編のような刺激と緊張を映像化していなかったので、上映開始から30分になる前に、払い戻し機で払い戻しを受けた」と説明しました。

このサービスを打ち出したのは、ある電子入場サービス業(yè)者です。同社の主な業(yè)務は、映畫館に対する自動入場機器やシステムの提供です。同社責任者によれば、現(xiàn)在のところは払い戻しの費用は同社が負擔しているので、映畫の興行成績や映畫館の収入には影響を與えていないとのことです。

映畫観客の1人は「これまで映畫の鑑賞料金の払い戻しは基本的に上映開始前に限られており、手數(shù)料も取られるし、キャンセルできない一部の作品や時間帯もあった。上映開始後も入場券の払い戻しを認める方式は、鑑賞體験や映畫への評価を示す最も直接の方法だ」と評価しました。

一方で業(yè)界関係者からは、上映開始30分內の払い戻しを大幅に普及させる前提條件には、払い戻しについての費用の負擔を映畫館側がするのか、入場業(yè)務代行業(yè)者がするのかを明確にする必要があるとの聲が出ています。上映開始後30分內の払い戻しを無條件で認めれば、映畫館の管理費用や業(yè)務量が増加することで、制作側を含め映畫業(yè)界全體に影響が出るので、悪意による払い戻しかどうかをいかに判斷し、映畫観賞の秩序維持や事後の精算をどのようにするかなどの検討すべきことがあると懸念されています。（提供/CRI）