2014年8月14日、米ブルームバーグによると、中國(guó)人に最も人気の高い観光地の1つとなっているフランスのパリだが、実際に訪れた中國(guó)人の中には思い描いていた理想のイメージと現(xiàn)実との差にカルチャーショックを受ける人もいるという。16日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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メディアや映畫のなかのパリはロマンチックで、優(yōu)雅な街並みや友好的な人であふれ、理想的な街という印象を與えている。しかし、実際にパリを訪れてみると、混みあった地下鉄や無愛想でがさつな店員、スリや置き引き犯など、數(shù)々の洗禮を受けて幻想は一気に崩れ去る。中には「パリには二度と來ない」と誓う人さえいる。

初の海外旅行先にパリを選んだ上海の大學(xué)生?張さん（20歳）もパリに到著して失望した1人だ。張さんら一行はフランスの空港に到著して間もなく、仲間の荷物が盜まれたことを知り、愕然とした。さらに、想像していたきれいな街のイメージとは大きく異なり、至る所にごみや吸い殻が散亂しているのを見てがっかりした。張さんは「ヨーロッパはきれいだという印象があったが、パリは汚くて、フランス人はきれいとか汚いとかを気にしていないようだった」と話した。

フランスにとって、中國(guó)人観光客の増加は経済活性化の重要なポイントでもある。12年にパリを訪れた中國(guó)人観光客の1日當(dāng)たりの平均買い物額は59ユーロ（約8000円）で、その他の外國(guó)人観光客の平均額の約2倍を記録した。また、13年にパリを訪れた中國(guó)人観光客は12年に比べて23％増加し、90萬人に達(dá)した。

しかし、パリ観光局の責(zé)任者は「増加の割合は以前ほど大きくない」と語り、その原因について「中國(guó)政府の腐敗撲滅運(yùn)動(dòng)の影響もあるが、パリに著いてから遭遇する事柄への不安や心配も関係している」と指摘する。自分が思い描いていた理想のイメージと現(xiàn)実の差にカルチャーショックを受け、「パリ癥候群」にかかる中國(guó)人も多い。中國(guó)人観光客からは「?jìng)S員は橫柄で、英語を話さない。パリ人は程度が低い」などのクレームも増えている。

一方、パリ第8區(qū)の警察所長(zhǎng)は「パリは確かにロマンチックな都市だが、犯行がないと思い込んでいるならば、それは幼稚な考えだ」と指摘する。大量の現(xiàn)金を持ち歩く中國(guó)人はスリなどの格好の標(biāo)的となっており、パリを訪れる中國(guó)人観光客にとって「安全」は今や最も関心の高いテーマになっている。（翻訳?編集/HA）