半固體電池の開発進める中國、全固體電池が秘める「破壊的リスク」を警戒せよ―中國専門家

Record China    2024年1月24日(水) 16時0分

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23日、中國メディアの第一財経は、次世代の動力電池として開発が進む全固體電池が秘める可能性について、専門家が半固體電池開発を進める中國の業(yè)界は警戒すべきとの見解を示したことを報じた。

2024年1月23日、中國メディアの第一財経は、次世代の動力電池として開発が進む全固體電池が秘める、業(yè)界の構図を一気にひっくり返す可能性について、専門家が半固體電池開発を軸に進める中國の業(yè)界は警戒すべきとの見解を示したことを報じた。

記事は、中國科學院の會員である清華大學の歐陽明高(オウヤン?ミンガオ)教授が22日に開かれた中國全固體電池イノベーション発展サミットフォーラムで発言した內容を紹介。同教授が「この10年で動力電池のエネルギー密度は3倍になり、コストは80%以上低下した。中國の電池生産量も世界全體の70%近くを占めるようになったが、コスト低下による企業(yè)の大量參入に伴う生産過剰や競爭過熱、低溫條件下の航続距離や安全性の高い超高速充電などの問題を抱えている」と述べたことを伝えた。

同教授はその上で、航続距離の長さ、スピーディーな充電、高い安全性能などの特徴を持つ全固體電池が次世代電池の第一候補となると同時に、世界的な電池技術獲得競爭の新たな焦點になりつつあり、各國企業(yè)が2030年ごろに全固體電池の産業(yè)化を実現するとの見方を示した。一方で、中國は液體電池の技術を踏襲した半固體電池の開発を進めているとし、「わが國は漸進的な半固體電池の技術路線を発展させると同時にドラスティックな全固體技術路線によって業(yè)界の構図がひっくり返るリスクも防がなければならない」と指摘。全固體電池が液體電池に代わって天下を取り、50%以上のシェアを獲得するまでには20?30年の時間がかかるとしつつ、「自動車業(yè)界では1%でもシェアを取れればブレークスルー的な意味を持つ」と警鐘を鳴らした。

記事は、全固體電池技術分野において中國の特許申請數は海外から比較的大きな差をつけられていると指摘。トヨタ1社で1300件余りの特許を取得しているのに対し、中國企業(yè)の合計は昨年10月現在で100件に満たないと紹介した。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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