人民網(wǎng)日本語版 2024年1月25日(木) 6時30分
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2023年には日系ブランドの中國自動車市場におけるシェアが17%に低下し、3年ぶりの低い水準になった。
中國の乗用車市場情報連席會がこのほど発表した情報によると、2023年には日系ブランドの中國自動車市場におけるシェアが17%に低下し、3年ぶりの低い水準になった。日系ブランドはシェアが全體的に低下したと同時に、中國市場での販売量も全體的に減少した。中國では電気自動車(EV)が急速成長期に入るのに伴い、BYD(比亜迪)やテスラといった新エネルギー自動車のトップブランドが急速に市場シェアを伸ばしている。
同連席會が発表した「2023年12月期全國乗用車市場詳細分析報告」によると、23年にはドイツ系ブランドの市場シェアが前年同期比0.6ポイント低下の20.4%になり、米國系ブランドは同0.6ポイント低下の7.9%、韓國系ブランドは同0.2ポイント低下の1.5%だった。日系ブランドは同3ポイント低下の17%で、低下幅が最も大きかった。データを見ると、日系ブランドの中國市場シェアは3年連続で低下しており、20年は24.1%、21年は22.6%、22年は20%と推移した。
日系ブランドのシェア低下の背景には、各社の主力ブランドの売り上げが軒並み減少したことがあり、中でも日産の減少が目を引いた。データを見ると、23年のトヨタの中國市場販売臺數(shù)は前年比1.7%減の190萬7600臺、日産は同24%減の79萬3800臺、ホンダは同10.1%減の123萬4200臺となっている。23年はトヨタと日産の販売臺數(shù)を合わせてもBYDに及ばなかった。
データを見ると、23年12月には乗用車の卸売販売臺數(shù)が2萬臺を超えた車種が30種類あった。その中のベスト3はBYDの「宋(Song)」、テスラの「Model Y」、上汽通用五菱汽車の「宏光MINI」だった。一方で、かつて小型セダン(A級車)で売上トップになったことのある東風日産の「軒逸(シルフィ)」は10位、広汽トヨタの「凱美瑞(カムリ)」は18位にランクイン。同連席會の崔東樹(ツイ?ドンシュウ)事務局長は、「日系ブランドの売上減少は自動車市場の発展狀況と関係がある。中國ではガソリン車の市場シェアが大幅な減少に直面しており、中國獨自ブランドは新エネ車により急速に市場シェアを伸ばしている」との見方を示した。
3大日系ブランドは中國市場では振るわなかったものの、世界市場では引き続き目を引いている。23年第3四半期(7-9月)には、トヨタの純利益が前年同期比194.24%増の1兆2800億円に達し、ホンダは同34%増の2532億円、日産は同173.3%増の1907億円だった。
中國自動車流通協(xié)會専門家委員會のメンバーである顔景輝(イエン?ジンフイ)氏は、「世界市場を見ると、日系ブランドは引き続き好調な業(yè)績を上げているが、グローバル市場がトランスフォーメンションの十字路にさしかかると同時に、中國市場がこれまで日系ブランドをはじめとする海外メーカーに極めて大きな売上増のチャンスをもたらしてきたことを考えると、中國市場は日系ブランドにとって引き続き重要な市場だと言える。自動車消費がバッテリー電気自動車(BEV)とスマートを方向性としたトランスフォーメーションを遂げる中で、中國メーカーの急速な臺頭が中國の自動車市場の構造を変化させた。海外メーカーにとっては、中國現(xiàn)地化の変革を加速させることが一刻の猶予もならない急務になっている」との見方を示した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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