中國の世界遺産、ダム計(jì)畫など自然保護(hù)の取り組みにイエローカード―ユネスコ

2007年6月26日、ニュージーランドのクライストチャーチで開催中の國連教育科學(xué)文化機(jī)関（ユネスコ）第3回世界遺産委員會において、雲(yún)南省の世界自然遺産「三江併流」を始めとする中國の世界遺産の保護(hù)に問題があるとして警告が出されることとなった。

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世界自然遺産に指定された「三江併流」は雲(yún)南省北西部に位置する怒江（サルウィン川）、瀾滄江（メコン河）、金沙江（揚(yáng)子江）の3つの大河が併走する地域。6000m級の山々の間を縫うようにして河が走る奇観だけではなく、多くの絶滅危懼種を含む生態(tài)系や少數(shù)民族による伝統(tǒng)文化が認(rèn)められ、2003年に世界自然遺産に登録された。しかし中國政府はこの地域に多數(shù)のダム建設(shè)を計(jì)畫、大部分の少數(shù)民族がこの地を去ることを余儀なくされるなど、世界自然遺産としての価値は危機(jī)にさらされているという。

三江併流以外にも北京市の故宮?頤和園?天壇、雲(yún)南省麗江市、チベット自治區(qū)ポタラ宮の保護(hù)?修復(fù)計(jì)畫が問題ありとして取り上げられた。中國國家文物局?童明康（ドン?ミンカン）副局長は中國の保護(hù)には3つの問題があると認(rèn)めた。第1の問題は、一部地方は経験に乏しく、麗江では原住民のナシ族を他地域に移住させるなど、現(xiàn)狀維持の意識が弱かったこと。第2の問題は、商業(yè)主義を追求しすぎたこと。第3の問題は、世界遺産の修復(fù)には不可欠な國際的な協(xié)調(diào)が足りなかったことだという。（翻訳?編集/KT）