中國では、雲(yún)南省の昆明動物園のサル山で飼われていた貓が、サルからの「性的虐待」を受けているのではないかとの疑惑が発生した。來園者が撮影してインターネットに投稿した動畫に、サルが貓の背後からのしかかり交尾するような光景があったからだ。ただし、同件に関連して複數(shù)の動物園がサル山で貓を入れていると説明した。

【その他の寫真】

昆明動物園で、サル山で貓を飼い始めたのは2013年5月で、ネズミ対策が目的だった。サル山ではサルに與える餌が豊富で、しかもネズミ類の生息に適した穴が多かったためにネズミが大量にすみ著き、その數(shù)は300－500匹と推定されるに至った。人手による駆除を何度も試みたが、よい結(jié)果を得られなかった、しかし貓をサル山で飼育し始めたとことで、ネズミは姿を消したという。

サルが貓の背後からのしかかって交尾を強(qiáng)いているように見える動畫が投稿されたことで、多くのネットユーザーが「貓がサルによって虐待されているのではないか」と問題視した。中國小動物協(xié)會は27日、昆明動物園に足を運(yùn)んで問題を解決したと、SNSを通じて発表した。

同協(xié)會によると、昆明動物園に出向いて十分に意思疎通をした上で、動物園側(cè)の協(xié)力を得てサル山にいた貓2匹をおびき寄せて捕獲した。その後、貓の健康診斷もした。貓2匹は協(xié)會が引き取って飼育することにしたという。

中國メディアの九派新聞によると、インターネットでは江西省南昌市、內(nèi)モンゴル自治區(qū)通遼市、雲(yún)南省大理市の動物園でもサル山で貓が飼われているとするコメントが寄せられた。そこで、各地の動物園に電話して問い合わせてみた。

南昌動物園は、人為的に貓をサル山に入れているのではなく、野良貓が自らサル山に入っていると説明した?！付啶慰嗲椁膜护椁欷皮い毪韦菍潖辘筏皮い蓼?。飼育員は（サル山の）敷地內(nèi)で清掃したり、動物に餌を與えたりしています。動物園の責(zé)任者も（サル山に）行っています。できるだけ野良貓を追い出しています。ただ、貓が多いので、全て捕まえることはできていません。飼育員は通常業(yè)務(wù)が終わると、周囲から観察しています」との回答だった。

園側(cè)はさらに、同園では貓は子を産んで増えていると説明した。サルが貓を虐待するわけではなく、貓も攻撃性がそれほど強(qiáng)くなく食べ物を捕食しているだけで、他の動物に影響を與えることはないと説明したという。

大理洱海公園動物園は、ネズミを退治するために、貓をサル山に放していると回答した?！弗单肷饯蚊娣eが広いために、どうしてもネズミがすみ著いてしまいます。ネズミを狩ることもできず、（サルがいるので）殺鼠剤を使うこともできません。ネズミを捕獲するために粘著テープ式のわなを仕掛けたのですが、ネズミを減らすことができませんでした」と説明したという。

同動物園では2年余り前に貓2匹をサル山に放した。それ以外にも野良貓1匹がサル山にすみ著いたという。同動物園によると、園內(nèi)に貓を入れてもサルやその他の動物に影響は出ていない。また、動物園が放した貓2匹の健康狀態(tài)は正常であり、動物園としての秩序も正常に保たれている。また、貓をサル山に放したことについて、來園者から苦情や批判が寄せられたことはないという。（翻訳?編集/如月隼人）