中國の今年の春節(jié)（舊正月）映畫の前売り券販売がスタートし、話題作や注目作が早くもランキング上位を占めた。

春節(jié)の元日を迎える2月10日に一斉に公開される今年の春節(jié)映畫だが、映畫情報(bào)サイト「貓眼専業(yè)版」のデータによると1日、前売り券の売上額は1億2000萬元（約24億円）を突破。売り上げランキングでトップに立っているのはジア?リン（賈玲）が監(jiān)督?主演の「熱辣滾燙」で、3313萬元（約6億8000萬円）となった。

コメディアンのジア?リンは、初監(jiān)督作品で2021年公開の「こんにちは、私のお母さん（你好、李煥英）」で、中國映畫市場において歴代3位の興行収入となる54億1300萬元（約1082億円）のメガヒットを生み出した。前作に続いて自身が主演する「熱辣滾燙」は監(jiān)督2作目となり、話題を集めている。

2位はハン?ハン（韓寒）監(jiān)督の「飛馳人生2」で、1日の売上額は3183萬元（約6億5000萬円）となった。コメディスターのシェン?トン（沈騰）が主演し、19年にヒットした「ペガサス/飛馳人生」の続編となる。

3位はチャン?イーモウ（張蕓謀）監(jiān)督の最新作「第二十條」で、同2771萬元（約5億7000萬円）。レイ?ジャーイン（雷佳音）、マー?リー（馬麗）、チャオ?リーイン（趙麗穎）らが出演し、中年検察官がある巨大事件に巻き込まれ、同時(shí)に彼の家族もトラブルに襲われる模様をコメディータッチで描く。昨年の舊正月映畫では、チャン?イーモウ監(jiān)督の時(shí)代劇映畫「満江紅」が興業(yè)収入26億元（530億円）をたたき出してトップとなっており、今年の成績も期待されている。（Mathilda）