2024年2月1日、中國(guó)メディアの第一財(cái)経は、中國(guó)の商業(yè)サービスロボットがコストパフォーマンスの高さから世界市場(chǎng)を席巻していると報(bào)じた。

記事は、IDCの統(tǒng)計(jì)によると22年の中國(guó)の商業(yè)サービスロボットメーカーによる海外売上高が前年比2．03倍の2億ドル（約290億円）近くに達(dá)し、中でも日本と韓國(guó)の伸びが著しく、西歐や北米、東南アジアなどでもマーケットが形成されていることが明らかになったと紹介。IDCが報(bào)告の中で「海外の労働力不足はますます顕著になり、潛在的な市場(chǎng)空間は広大だ。また、海外企業(yè)の商業(yè)サービスロボット市場(chǎng)開拓は中國(guó)企業(yè)に比べて遅れている」との見解を示したことを伝えた。

そして、中國(guó)の大手商業(yè)サービスロボットメーカーの1つである擎朗智能（KEENON Robotics）の関係者が「ロボットの能力は人間の効率の1.5倍に相當(dāng)し、複數(shù)配備すればさらに効率が高まる。日本市場(chǎng)を例にとると、人件費(fèi)が高騰する一方で人材不足も発生しておりロボット受容度も非常に高い。海外市場(chǎng)は基本的に中國(guó)國(guó)內(nèi)メーカーが獨(dú)占しており、地元ブランドの競(jìng)爭(zhēng)力は相対的に弱い」と述べたことを紹介している。

また、同じく大手商業(yè)サービスロボットメーカーである普渡科技の関係者も「事業(yè)のほとんどは海外で展開しており、主な市場(chǎng)は日本、米國(guó)、歐州など。日本では外食サービスロボットの市場(chǎng)シェア80％を獲得している」と語ったことを伝えた。

その上で、擎朗や普渡、雲(yún)跡といった中國(guó)の主要なサービスロボットメーカーは2015年ごろに設(shè)立され、業(yè)界に參入したと説明。広東省深セン市にある高工ロボット産業(yè)研究院の盧瀚宸（ルー?ハンチェン）院長(zhǎng)が中國(guó)産ロボットの強(qiáng)みについて「メーカーが一定規(guī)模に成長(zhǎng)していることで、コスト面でもスケールメリットの面でも海外メーカーは太刀打ちできない。今や、料理の配送シーンにおけるサービスロボット市場(chǎng)の局面はほぼ定まったと言っていい」との見方を示したと伝えている。

記事はさらに「サービスロボットの國(guó)産ブランドは、海外ブランドと比べてコスパで大きな優(yōu)位性を持つ。當(dāng)社ではさまざまななシナリオを通じて得たデータを、アルゴリズムのトレーニングに用いた上でそれを各シナリオに『フィードバック』するという循環(huán)を作っている。また、サプライチェーンの強(qiáng)みも生かすことで、海外での競(jìng)爭(zhēng)力を高めている」という擎朗の関係者の話を合わせて紹介した。（翻訳?編集/川尻）