2024年2月7日、環(huán)球時報は、中國の太陽光発電製品輸入に対する規(guī)制発動を巡って、歐州連合（EU）內(nèi)で賛成、反対の意見に分かれていると報じた。

記事は、EUでは昨年から中國の太陽光発電製品に対する関稅賦課などの規(guī)制措置を求める聲が出ている一方で、多くのEU高官からはそのような行動は「他人だけでなく自らの首も締めることになる」との意見も出ていると紹介。歐州委員會のマクギネス金融擔(dān)當(dāng)委員が現(xiàn)地時間5日に「EUは太陽光パネルやシリコンウエハー、その他の部品の輸入に規(guī)制をかける前に、自前で賄うことができる太陽光発電産業(yè)のレイアウトについて考える必要がある。規(guī)制はEU全體の利益になる場合にのみ用いられるべきだ」と警告し、一部の業(yè)界関係者から支持を受けたと伝えた。

また、ドイツ?ザクセン州のクレッチマー知事が「歐州の太陽光発電産業(yè)の苦境は米國の貿(mào)易保護主義に起因する。中國から米國に出荷された製品が規(guī)制により陸揚げできずにそのまま歐州に流れ、ソーラーパネルの在庫増加を招いている」と指摘し、「米國には獨自の経済的利益があり、それは必ずしもわれわれにとっても利益とは限らない。対中貿(mào)易において米國のやり方を追従するのは最適解ではない可能性があり、獨立した貿(mào)易政策が必要だ」と論じたことを紹介した。

記事は一方で、歐州議會議員や業(yè)界団體の中には、EUの太陽光発電産業(yè)が直面している問題を中國のせいだとし、中國製品に対する貿(mào)易制裁措置の採用を支持する者もいると紹介。中國（深セン）総合開発研究院財稅貿(mào)易?産業(yè)発展研究センターの韋福雷（ウェイ?フーレイ）主任が「EU內(nèi)部には二つの異なる聲が常に存在している。ロシアとウクライナの紛爭によりサプライチェーンの安全保障に対する憂慮が高まったほか、年內(nèi)に歐州議會選挙を控えていることで産業(yè)問題がより政治的な色彩を帯びている。しかし、EUにとっては、中國製品が少なくなれば新エネルギー発展の目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)することは現(xiàn)狀でほぼ不可能だ」との見解を示したことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）