上海博物館と四川省文物考古研究院などが共同で企畫した「星輝く中國：三星堆?金沙古蜀文明展」がこのほど上海博物館で開幕しました。同展は古蜀文明の內(nèi)包と特徴、古蜀文明と他民族や異文化との交流を紹介しています。

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古蜀文明の歴史は今から約5000年前にさかのぼります。中國南西部の四川省の岷江上流の山間部や成都平原地域が主な発祥地とされます。これまでで最も規(guī)模が大きく、ジャンルと體系が最も整った今回の展覧會(huì)では、363點(diǎn)/セットの重要文化財(cái)が展示されています。展示品には青銅器、金器、玉器、陶器、石器などが含まれており、約3分の1が最新の考古學(xué)調(diào)査で発見されたものだということです。

展示會(huì)場(chǎng)にある鮮やかに輝く「金面具（金の仮面）」は、來場(chǎng)者の目を引く展示品の一つです。これは、今から約4000～3200年前とされる三星堆遺跡の3號(hào)祭祀坑（祭祀用土器を埋めた穴）から出土した重さ50グラムのもので、顔が比較的完全な形で保存されています。上海博物館青銅研究部の胡嘉麟研究員は取材に対して、「三星堆の祭祀坑から出土したものの多くが破損していました。この金の仮面は修復(fù)を経て現(xiàn)在のような完璧な狀態(tài)となりました。金の仮面は古蜀文明の神権を表す重要なシンボルであり、古蜀の人は祭祀の儀式でこの仮面を使い、神とコミュニケーションを取ることができると考えていたようです」と述べました。

三星堆遺跡の8號(hào)祭祀坑から出土した「竪披髪青銅人像（立毛青銅人形）」もその獨(dú)特なデザインで注目を集めています。この人形は太い眉に大きな目を持ち、鼻筋が高く、口角が下がっており、髪型もユニークです。左手は拳を握って上に上げ、親指を立てています。右手は肘から欠損しています。尻は高く引き締まり、下半身は半分しゃがんだ姿勢(shì)となっています。袖なしの膝丈のドレスを著ており、右前の著付け方を採用しています。（提供/CRI）