2024年2月12日、獨(dú)國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、米國のバイデン大統(tǒng)領(lǐng)が安全性の問題で自ら規(guī)制をかけた中國発の動畫アプリTikTokで大統(tǒng)領(lǐng)選向けのアカウントを作り、若者の票集めに走ったと報じた。

記事は、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)の選挙対策チームが11日にTikTokで「bidenhq」という名前のアカウントを作成し、26秒の動畫を掲載したと紹介。動畫ではバイデン大統(tǒng)領(lǐng)がフランクな語り口で大統(tǒng)領(lǐng)選やアメリカンフットボールNFLのスーパボウルに関する質(zhì)問に回答しており、再生回數(shù)が400萬回を超え、3700件以上のコメントが寄せられたと伝えている。

その上で、TikTokが世界で10億人を超えるユーザーを抱える一方で、多くの國の政府がセキュリティ上のリスクを認(rèn)識し、中國政府の要求に応じてユーザーのデータを提出しているのではとの疑念を抱いていると指摘。米國ではトランプ前政権から現(xiàn)政権に至るまで再三TikTokを批判しており、昨年3月にはバイデン政権が中國企業(yè)のバイトダンスからTikTok事業(yè)を分割しなければ米國內(nèi)での使用を禁止するとの姿勢を示し、中國政府が「非條理な圧力」と批判する事態(tài)になったと紹介した。

また、米國政府は政府機(jī)関の端末でTikTokの使用を禁止し、過半數(shù)の州や連邦議會、軍でも同様の規(guī)定が設(shè)けられている一方、全面的な禁止については立法の目処が立っていないと紹介。その背景には若者によるTikTokの熱愛ぶりがあり、昨年のデータでは米國內(nèi)で1億5000萬人いるTikTokユーザーの半數(shù)近くが30歳未満で、使用回數(shù)はYouTubeやX（舊ツイッター）、フェイスブックを超えていると説明した。

記事は、これまで目の敵にしてきたTikTokにバイデン大統(tǒng)領(lǐng)がアカウントを開設(shè)したことについて米紙「ザ?ヒル」が「大統(tǒng)領(lǐng)選で若い有権者から人気を得るための努力の可能性がある」と評したことを紹介。TikTokアカウントを持つ米連邦議會議員約30人の大半は民主黨所屬で、共和黨の議員が「バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は中國による米國民の監(jiān)視に協(xié)力している」と批判を強(qiáng)めているとするワシントン?ポストの報道を併せて伝えた。（翻訳?編集/川尻）