中國メディアの極目新聞はこのほど、春節(jié)（舊正月）連休中の中國各地で、貴金屬店や寶飾店が金の裝飾品を買い求める市民でにぎわっていることを報(bào)じた。

記事は、毎年春節(jié)の時(shí)期は縁起物である金製品販売の書き入れ時(shí)であるとし、辰（たつ）年に當(dāng)たる今年は竜をテーマとした金のアクセサリーが人気を集めていると紹介。春節(jié)前に長(zhǎng)蛇の列ができ、1人で20萬元（約400萬円）余りを購入した人もいたという上海市の貴金屬店では、春節(jié)連休に入ってさらに金製品を買い求める人が増え、SNS上でも金製品関連の議論が活発に繰り広げられていると伝えた。

そして、浙江省杭州市蕭山區(qū)にある貴金屬店では40年來の付き合いという5人組の女性が來店し、それぞれ金でできた「平安扣」（ボタンのお守り）を購入していたと紹介。店內(nèi)は客足が絶えず、店主が「ここ數(shù)日は朝から晩まで食事が取れないほど忙しい。特に金をあしらった織りひも飾りを買い求める人が毎日行列を作っており、2時(shí)間以上待つ人もいる」と繁忙ぶりを語ったことを伝えている。

また、上海市の観光名所?豫園に店を構(gòu)える販売業(yè)者も「昨年末から竜をテーマとする各種アクセサリーが人気。最近は商業(yè)エリアで販促活動(dòng)を?qū)g施していることもあって人の流れがさらに増えた。ネットで人気が出たデザインの売れ行きが特に目立つ」と語り、同市內(nèi)の貴金屬店員も「男性は平安無事を、女性は豊かさを祈願(yuàn)するアクセサリーを購入する傾向がある。竜と魚という縁起物を取り入れた商品が人気」と紹介したことを伝えた。

さらに、今年は従來の寶飾品に加えて、見た目がかわいらしく創(chuàng)意にあふれるアクセサリーも若い世代を中心によく売れていると説明。広東省深セン市の店では1月より外部の人気キャラクターのIPライセンスを取得し、金のスマートフォン用ステッカーを発売したところ瞬く間に売り切れたと紹介している。

記事はこのほか、金の地金に投資する人も増えており、山東省青島市の専売店が「用意していた分は春節(jié)1カ月前ごろにみんな売れてしまった」と語ったことも伝えた。（翻訳?編集/川尻）