2024年2月18日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語版サイトは、歐州の電気自動(dòng)車（EV）産業(yè)が販売の鈍化と中國(guó)との競(jìng)爭(zhēng)という二つの試練を抱えていると報(bào)じた。

記事は、ドイツ政府が昨年末に7年間継続した消費(fèi)者向けのEV購入補(bǔ)助金制度を終了することを発表したと紹介。その數(shù)か月前にはすでに社用車向けの補(bǔ)助金制度も打ち切っており、これらの影響によって同國(guó)內(nèi)の昨年11?12月におけるEV登録臺(tái)數(shù)は大きく落ち込み、12月は歐州連合（EU）全體でも販売臺(tái)數(shù)が減少したと伝えた。

そして、補(bǔ)助金の打ち切りによりEVが抱える価格面のボトルネックが改めて浮き彫りになったと指摘。EVは化石燃料車よりも明らかに価格が高いため、歐州のメーカーは昨年末より多くの割り引きを?qū)g施してなんとか販売につなげている狀況であり、HSBCの歐州自動(dòng)車証券アナリストであるマイク?チンダル氏が「価格より早く試すことを優(yōu)先する人から購買層が一般消費(fèi)者へと広がる中で、価格の問題はますます大きくなっている」との見解を示したことを紹介している。また、現(xiàn)狀では消費(fèi)者が充電インフラや電池性能に対し不満や憂慮を抱いており、今後數(shù)年の技術(shù)開発やインフラ整備を待たないと解消されないことも、EV普及の足を引っ張る要因になっているとした。

一方で、フォルクスワーゲンが昨年3月にEVへの転換やデジタル化に多額の投資を行い、30年までに歐州市場(chǎng)におけるEV販売比率を80％に、米國(guó)市場(chǎng)でも55％に高める計(jì)畫を発表したと紹介。歐州の主要メーカーも同社と同様EV化に大きく舵を切っているものの「リスクが大きくないとは言えない」と指摘し、その要因として中國(guó)メーカーの存在を挙げている。

その上で、歐米のEV市場(chǎng)ではBYDをはじめとする中國(guó)のEVメーカーが重要な地位を築きつつあるとしたほか、歐州ブランドEVの販売が低調(diào)だった昨年12月にBYDは過去最高の売上を達(dá)成し、米テスラを抜き世界で最も良く売れるEVメーカーになったと説明。価格面で歐州メーカーに比べて大きな優(yōu)位性を持っていることから、中國(guó)メーカーは歐州市場(chǎng)の拡大に自信を持っていると伝えた。

記事は、飛ぶ鳥を落とす勢(shì)いで発展する中國(guó)メーカーについて、チンダル氏が「必ずしも労せずして歐州市場(chǎng)で成功できるわけではない」と指摘し、中國(guó)メーカーが現(xiàn)在品質(zhì)やブランド力で評(píng)判を勝ち取ろうと取り組んでいるものの「そのためには長(zhǎng)い時(shí)間が必要。潤(rùn)沢な財(cái)力や後ろ盾だけでなく、忍耐も求められる」と述べたことを紹介した。

また、フォルクスワーゲンも「中國(guó)のライバルが価格だけを頼りに歐州で勝てるということはありえない。市場(chǎng)の特殊なニーズに適応することが必要で、中國(guó)市場(chǎng)で売れている廉価なEVを歐州で提供することはできない」と認(rèn)識(shí)した上で、中國(guó)メーカーとの競(jìng)爭(zhēng)を歓迎し、日本や韓國(guó)のメーカーと同様に重要なライバルとして扱う姿勢(shì)を示したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）