2024年2月20日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、中國が住宅ローン基準(zhǔn)金利について異例の大幅引き下げを?qū)g施したと報(bào)じた。

記事は、中國人民銀行（中央銀行）が20日、住宅ローン向け5年物L(fēng)PR（最優(yōu)遇貸出金利）を4．2％から3．95％と0．25ポイント引き下げたことを紹介。同類の金利引き下げ幅としては異例の大きさであり、歴史的に見ても低い金利水準(zhǔn)になったとする一方で、1年物L(fēng)PRについては現(xiàn)行の3．45％を維持したと伝えた。

そして、今回の利下げについてAFPが「より多くの住宅ローンによって経済を再び振興させるため。中國は基準(zhǔn)利率を下げることで、自國経済にとって重要ながらも現(xiàn)狀は縛り付けられている不動(dòng)産業(yè)のエンジンを刺激したいと考えている」と分析したことを紹介している。

その上で、生活水準(zhǔn)の向上に伴って中國の不動(dòng)産業(yè)が20年におよぶ急成長を遂げ、その規(guī)模は中國の國內(nèi)総生産（GDP）の25％以上を占めてきたものの、ここ數(shù)年は複數(shù)の大手デベロッパーが破産の危機(jī)にひんし、いつまで経っても完成しない建物や不動(dòng)産価格の下落が不動(dòng)産投資を大いに阻害して、中國経済の成長を鈍化させる大きな要因になっていると伝えた。

記事は、今回の利下げが利上げによりインフレの抑制に努める世界の主要経済國の流れに背くものであると指摘。AFPが「中國はすでに不動(dòng)産業(yè)を救うための措置を再三発表してきたが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でその成果は微々たるものにとどまっている」と評(píng)したことを伝えるとともに、昨年12月における中國の主要都市不動(dòng)産価格が再び前月比下落したことを紹介。海外メディアは今回の成果についても「慎重に観察する必要がある」との見方を示しているとした。（翻訳?編集/川尻）