<卓球>日本選手の「11-0」を中國メディアが批判?実際は…―香港メディア

Record China    2024年2月26日(月) 13時(shí)0分

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韓國釜山で行われた卓球世界選手権団體戦の試合をめぐり、一部で「中國メディアが日本の選手を批判した」と報(bào)じられたことについて香港メディアの香港01は25日付の記事で「事実と異なる」と伝えている。

韓國釜山で行われた卓球世界選手権団體戦の試合をめぐり、一部で「中國メディアが日本の選手を批判した」と報(bào)じられたことについて香港メディアの香港01は25日付の記事で「事実と異なる」と伝えている。

物議を醸したのは「11-0」のスコア?!赴迭aのルール(マナー)」などと呼ばれるもので、卓球界ではかつて「10-0」になった時(shí)點(diǎn)でリードしている選手が故意にミスをするなどして相手に1點(diǎn)を與えて完封を避ける習(xí)慣があった。伊藤美誠は2017年に出演したテレビ番組でこの「暗黙のルール」を紹介してスタジオを沸かせ、「中國選手が最初に始めて、それからほかの國の選手もそうするようになった」と説明した。

実際、元卓球選手の福原愛さんも14年のアジア大會(huì)でモンゴル選手を相手に誤って「11-0」でゲームを奪ってしまい、當(dāng)時(shí)の中國チームの孔令輝(コン?リーフイ)監(jiān)督から「外交問題になるぞ」とからかわれていた。こうした背景もあり、中國ではいまだに「暗黙のルール」を是とする意見も少なくない。

そうした中、このほど行われた卓球世界選手権団體戦では平野美宇木原美悠が「11-0」でゲームを奪ったことが注目を集めた。香港01によると、中國メディアの上観新聞が17日に掲載した「世界卓球で1日に二つの『11-0』、張怡寧(ジャン?イーニン)が福原愛に1點(diǎn)を與えた『不文律』はなぜなくなったのか」と題する記事について、臺(tái)灣や香港の複數(shù)のメディアが「大陸メディアが日本批判を展開した」などと報(bào)じたという。

しかし、上観新聞の記事は平野や木原が南アフリカの選手を相手に「11-0」を記録する“前日”に掲載されたものであり、記事中の「二つの『11-0』」とは中國の王曼昱とチャイニーズタイペイの高承睿がそれぞれウズベキスタンとナイジェリアの選手を相手に記録したものだった。

上観新聞の記事は「かつて『11-0』を避けるという不文律があったが、その後、得點(diǎn)を與えるのは相手へのリスペクトではないという主張が浮上し、意見はまとまっていない」と説明。08年の北京五輪女子シングルスで中國の張怡寧さんが故意にサーブをミスして福原さんに1點(diǎn)を與える場面があり、後に張怡寧さんが「當(dāng)時(shí)は『11-0』にしないという暗黙のルールがあった」と語ったことを紹介した。

その上で、「中國は卓球界において長きにわたり覇権的な地位にあったため、故意に1點(diǎn)を與えるという行為は『友情が第一であり試合は第二』であり、『一人勝ちはしない』という考えが多かれ少なかれあった。しかし、時(shí)が流れるにつれて各方面からさまざまな聲が上がるようになった。リードしている側(cè)は1點(diǎn)を與えることで集中力や緊張感が低下し、リードされている側(cè)にとっては挫折感を味わうかもしれない。公平な立場に立てば、互いがベストを盡くすべきである」と論じた。

同記事は15年に韓國選手が「11-0」を記録した時(shí)には物議を醸したが、19年以降は中國選手も相次いで「11-0」を記録するようになったと説明。今大會(huì)の初戦で中國女子がインド相手に苦戦したことに觸れ、「どの試合においても100%勝利する自信がある者はいないのに、1點(diǎn)を與えようなどと誰が考えるだろうか?!?1-0』は両者の実力差の結(jié)果であると同時(shí)に勝者の勢いを示すものであり、メンツとは関係がないのである」と結(jié)んでいる。(翻訳?編集/北田

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報(bào)道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個(gè)人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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