中國(guó)メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)はこのほど、日本の文具について紹介する記事を掲載した。

記事は、今年で12回目となる「文房具屋さん大賞」の結(jié)果がこのほど発表されたことに言及?！附Y(jié)果が分かると、各文具店では目立つ位置に受賞製品のコーナーが設(shè)けられ賑わいを見(jiàn)せる」とし、「人工知能（AI）が隆盛し、ペーパーレス化が進(jìn)む時(shí)代に、なぜ日本人は文具に夢(mèng)中なのか」と疑問(wèn)を呈した。

その上で、今年大賞に輝いたのは「マットホップ」（ぺんてる）という7色セットのペンだったと紹介?！袱长违讠螭仙瑵猡?、ポスターのような絵が描けるのが特徴。スリムで持ち運(yùn)びにも便利で、寫真やマスキングテープ、黒い紙の上にも書くことができる。寫真や手帳をデコレーションしたい人のニーズをキャッチし、発売直後から高い評(píng)価を得ていた」と説明した。

また、デザイン賞に選ばれた「ユニボール ワン P」（三菱鉛筆）については、「丸みを帯びたかわいらしいフォルムとキャンディーカラーが癒される商品。色違いを購(gòu)入して上下を組み直すことで自分だけの配色にできる。書き味も滑らかでSNSで人気になった」と、機(jī)能賞に選ばれた「キャンパス フラットが気持ちいいノート」（コクヨ）については、「完全にフラットに開(kāi)くことができ、左右のページを貫いて使用することができる」と紹介した。

記事はぺんてる株式會(huì)社について、「前身となる堀江文海堂は1911年創(chuàng)業(yè)。46年に2代目の堀江幸夫氏が大日本文具株式會(huì)社を創(chuàng)立し、絵具やクレヨンの製造を開(kāi)始した」と説明。コクヨ株式會(huì)社については「1905年に黒田表紙店として創(chuàng)業(yè)し、數(shù)年後に黒田國(guó)光堂に社名を変更。17年には『國(guó)譽(yù)（コクヨ）』というブランドが使われるようになった」とし、いずれも100年以上の長(zhǎng)い歴史を持ち、さまざまな工夫をもって時(shí)代のニーズに応えてきたとした。

そして、「日本の文具が評(píng)価されているのは多くの百年企業(yè)が製品の質(zhì)に磨きをかけ、価格を抑えてデザイン、アイデア、機(jī)能面で進(jìn)化を続けてきた結(jié)果である」と指摘。「ペーパーレス化の時(shí)代、書く機(jī)會(huì)が減っているのに文具が売れ続けているのは書くことに代えがたい価値があるからだ。アイデアが急に沸いた時(shí)、通話中にメモしたい時(shí)、多くの人は紙とペンを手に取る。そして文字を書く方が記憶が深まりやすい」とし、「自分に合った文具を手にすると、そこに時(shí)間をかけたいと思うようになる。手書きのカードを作成して自分の生活を記録したり、旅行の寫真や思い出をアルバムにまとめたりすることは、文具がもたらしてくる情緒的な価値なのだ」と論じた。（翻訳?編集/北田）