仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、先日の全國人民代表大會(huì)（全人代）會(huì)議で示された今年の中國経済の方向性について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、今年の中國の成長目標(biāo)が昨年の目標(biāo)と同じ「5％前後」に設(shè)定されたと紹介。國民は景気回復(fù)を期待しているものの、不動(dòng)産危機(jī)や若者の記録的な失業(yè)率、家庭消費(fèi)の冷え込みなどの問題に直面する中で、景気の回復(fù)が進(jìn)まない狀況が続いていると伝えた。

また、雇用についても昨年と同じ1200萬人以上の雇用創(chuàng)出という目標(biāo)を掲げたとする一方、この基準(zhǔn)は都市部のみを?qū)澫螭趣筏皮辍⒑伟偃f人もの出稼ぎ労働者や、より不安定な環(huán)境で暮らすことの多い農(nóng)村部の狀況は反映されていないと指摘。同様に、失業(yè)率5．5％という目標(biāo)も都市部住民のみを?qū)澫螭趣筏皮い毪趣筏俊?/p>

さらに、中國はここ4カ月デフレ狀態(tài)が続いており、特に1月の消費(fèi)者物価指數(shù)が過去14年間で最も大きな下落幅となったことを紹介。中國政府は景気回復(fù)を支えるために昨年、財(cái)政赤字を?qū)滸DP比3％にまで引き上げており、今年も同様の水準(zhǔn)となるよう目標(biāo)を立てたと伝えた。

このほか、公共支出を昨年より1兆1000億元（約22兆円）増やして28兆5000億元（約570兆円）に設(shè)定するとともに、「重要分野の能力を強(qiáng)化する」ために1兆元（約20兆円）の國債を発行すると紹介。また、新型コロナ対策で枯渇し、不動(dòng)産危機(jī)で重要な収入源を失った地方政府を支援するために3兆9000億元（約78兆円）の債券も発行するとした。

記事は、昨年の外資による中國への投資が前年比82％の大幅な減少になったことを紹介し、中國政府が「中國を外國投資の好ましい目的地にし、外國人が中國で働き、學(xué)び、旅行することを容易にする」との方針を示したものの、具體的な対策は打ち出していないと伝えた。（翻訳?編集/川尻）