香港英字メディアのサウスチャイナ?モーニング?ポストは10日、東南アジアについて「中國人観光客が戻るのを固唾をのんで見守る」とする記事を掲載した。

中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)が要約して伝えたところによると、記事は「中國人観光客は、新型コロナウイルス感染癥の流行による長期間の不在を経て、ゆっくりとタイに戻ってきている」とし、「タイ政府は今年、中國からの到著者數(shù)800萬人を目指しており、査証（ビザ）免除や航空券の値下げにより、タイの観光産業(yè)にとって重要な供給源の回復(fù)に拍車が掛かるとみている」と伝えた。

そして、HSBCのエコノミストらは先月のリポートで、「中國國民は依然として旅行関連の體験に支出する意欲がある」と述べているものの、「大規(guī)模なツアーグループの數(shù)は依然としてコロナ禍前の水準(zhǔn)まで戻っておらず、2019年當(dāng)時(shí)の1100萬人への回復(fù)というタイの期待は打ち砕かれている。その代わりに、今年の到著客は主に、ミシュランガイドによって高級(jí)店に誘導(dǎo)されるのと同じくらい屋臺(tái)で食べる可能性が高い個(gè)人旅行者や若いカップル、インフルエンサー、ファミリーなどで構(gòu)成されている」と伝えた。

記事は「中國人観光客を遠(yuǎn)ざけている原因としては、コロナ禍で打撃を受けた航空便の欠航から、SNSによって増幅される安全への懸念まで、さまざまな問題が考えられる」とし、「24年末までに『新たな』中國人旅行者が誰であるか判明するだろう。しかし、今年は間違いなくさらに強(qiáng)力になる。すでにいくつかの異なる傾向が見られる」とするマレーシアのクアラルンプールに拠點(diǎn)を置く観光分析會(huì)社のディレクター、ゲーリー?バウワーマン氏のコメントを紹介した。

バウワーマン氏によると、チェンマイではその多様性が毎夜発揮され、火鍋レストランは年配の訪問者で満席になる一方、若者らはシックなタイ料理レストランやカクテルバー、ライブ音楽イベントに引き寄せられ、この街の評(píng)判は、バックパッカーの聖地から、スタイリッシュな週末の休暇の聖地へと変わっている。

記事は「タイ、マレーシア、シンガポールの観光責(zé)任者らが大規(guī)模なプロモーションキャンペーンを開始するなど、中國人観光客のお金をめぐる競爭が激化している。航空會(huì)社がより多くの需要をかぎつけ、中國路線を増やすことで、今年後半にはさらに多くの旅行団體が戻ってくると予想している。旅行會(huì)社もこれまであまり海外旅行したことがない人々が多く住む中國の地方都市で事業(yè)を拡大している」とし、バンコクの王宮周辺のツアーガイドらは、より年齢が若く、少人數(shù)のグループで旅行し、お金に余裕のある新たな中國人観光客の姿を見かけるようになったと話していると伝えた。（翻訳?編集/柳川）