2014年8月21日、中國人の富裕層（資産160萬ドル以上）の64％が、すでに移民しているか、移民を申請中または検討している。専門家は、今後世界は中國人移民の流入という嵐を迎えることになるとみている。中國紙?參考消息（電子版）が伝えた。

【その他の寫真】

ロシア紙ノーヴィエ?イズベスチヤによると、中國が外國に開放され、ほとんどすべての中國人がパスポートを手にし、國外へ行くことが可能になった。政府統(tǒng)計によると、昨年の出入國者は4億5400萬人に達(dá)した。昨年、米國は中國人に対し、投資永住権のEB?5ビザを6895件発給した。これは米國での50萬ドル以上の投資を要件とするもので、発給件數(shù)では2位の韓國人に圧倒的な差をつけて、中國人が1位となっている。カナダは、中國人移民の大量流入を主な理由として、今年同種のプログラムを停止した。

中國人富裕層の脫出は1997年の香港返還時を思わせる。香港の富裕層の多くが家族を米國やカナダに送り、自身は事業(yè)のために新舊の居住地を往復(fù)した。中國人富裕層は、中國経済の不振や、習(xí)近平（シー?ジンピン）政権の反腐敗キャンペーンを恐れているとみられている。取り締まりは公務(wù)員だけでなく、公務(wù)員に贈賄する人間も対象となるためだ。

中國人移民が「スパイ」となることが懸念されつつも、米國は依然として中國人富裕層を歓迎している。2013年3月から2014年3月まで、中國人が米國で購入した不動産の総額は220億ドルに達(dá)した。

また、中國人大學(xué)生の留學(xué)先では、米國が他の國を大きく引き離している。米國國際教育研究所の統(tǒng)計によると、昨年の米國の中國人留學(xué)生は2012年から21％増加の23萬5000人に達(dá)した。また、子どもに海外で普通教育を受けさせる富裕層も増加を続けている。（翻訳?編集/岡本悠馬）