2014年8月19日、仏経済紙?レゼコーは「中國の自動車輸出が大幅下落」と題した記事を掲載、中國の自動車輸出には多くの困難が存在すると指摘した。21日付で中國紙?參考消息（電子版）が伝えた。

【その他の寫真】

中國自動車工業(yè)協(xié)會の公表したデータによると、2014年7月、中國の自動車輸出は6月比で11．5％下落した。2014年1月から7月、中國の自動車輸出は累計で51萬6600臺と、2013年の同時期に比べ9％減少した。さらに、2013年の完成車の輸出総數(shù)は97萬7300臺で、2012年から7．5％減少したことが懸念を呼んでいる。

輸出不振の原因の1つとして、南米諸國の経済不振や、ロシア、イランの政治的危機など、中國車の主な市場である新興國の経済に陰りが見られていることが挙げられる。2014年7月だけでも、中國最大の自動車輸出企業(yè)である吉利自動車の輸出量は67％も減少した。中國車の最大の競爭力は価格面にあるため、人民元の上昇も自動車輸出にとっては逆風(fēng)となる。

中國の國內(nèi)市場でも、國內(nèi)ブランドの販売増加率は合資の増加率に遠く及ばない。2014年1月から7月までの國內(nèi)全體の販売臺數(shù)が前年同期比で11％増加したのに対し、國內(nèi)ブランド乗用車の販売臺數(shù)は2．4％の増加にとどまった。國內(nèi)、國外の両方で、中國ブランドの自動車は品質(zhì)と安全面での問題を乗り越えられずにいる。

だが、中國の自動車メーカーは、世界的な大企業(yè)に成長する以外の選択肢は存在しないことを知っている。一部の企業(yè)は為替リスク回避のため、國外での工場建設(shè)を加速させている。長城自動車がブルガリアに、吉利自動車がウルグアイに進出したのに続き、奇瑞自動車は今月ブラジルに工場を新設(shè)する。（翻訳?編集/岡本悠馬）