「竜」の爭いに見る、中國経済への読み誤り―豪メディア

Record China    2024年3月19日(火) 6時0分

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14日、環(huán)球時報は、「竜」の英語訳をめぐる論爭から、西側(cè)が往々にして中國に対する見方を誤る要因が垣間見えるとするオーストラリアメディアの文章を紹介する記事を掲載した。

2024年3月14日、中國メディアの環(huán)球時報は、「竜」の英語訳をめぐる論爭から、西側(cè)が往々にして中國に対する見方を誤る要因が垣間見えるとするオーストラリアメディアの文章を紹介する記事を掲載した。

記事は、オーストラリアのウェブメディア「Pearls and Irritations」の11日付文章を紹介している。文章は、辰年にあたる今年に入って「竜」の英語名をめぐる激しい論爭が起きており、中國人が西洋の伝説中に存在する「ドラゴン」ではなく中國語を音訳した「ロン(loong)」を用いるべきだとの主張をますます強めているとし、この論爭からは「なぜ中國経済に対する西洋の誤った解釈があふれ、このような表面的で陳腐な解釈によってミスリードが起きやすくなっているのか」が見て取れると指摘した。

そして、米國のある學(xué)者が2001年に中國を「崩壊寸前」だと予測したものの、その後中國経済は急成長して08年の金融危機から世界を救う大きな役割を果たしたと紹介したほか、15年にも米國の中國政治學(xué)者デイビッド?シャンボー氏が「中國の終末が始まった」と主張する「同じ間違い」を犯し、近ごろ歐米メディアが再び新たな「中國崩壊論」を唱えていると伝えた。

その上で、不確実性が高まる世界において一國の発展を左右する要素は実に雑多だとする一方で、対中強硬派は根深い偏見によって理性が雲(yún)隠れし、中國経済に対してバランスの倒れた見方や予測をすることが難しくなっていると指摘。また、西側(cè)の経済學(xué)者が往々にして、中國とはまったく異なる自國の経済モデルを使って中國を研究していることも大きな問題だとしている。

文章は、中國には市場の役割を強調(diào)すると同時に、政府が社會や経済のマネジメントでしかるべき役割を果たすという獨特の経済統(tǒng)治システムがあり、中國経済の現(xiàn)狀や先行きを判斷する上で、この點を考慮すべきであることを指摘した。

そして「世界経済が低迷する中、中國経済に対する誤った解釈が増えれば、政策立案者や投資家が誤った判斷を下すことになりかねない」とし、西洋の物差しで中國を見ようとすることに起因する「竜」の論爭は、中國と西洋の理解の溝を埋めるために、より多くのコミュニケーションが必要であることを示唆しているとの見解を示した。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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