2024年3月17日、瀟湘晨報は、中國地質(zhì)大學(xué)の教授が手掛けた學(xué)術(shù)論文について、チャット生成AI「ChatGPT」を使用した可能性がネット上で指摘されていることを報じた。

記事は、同大學(xué)の教授が発表し、國際的な學(xué)術(shù)論文データベースSCIに収録された論文（SCI論文）について、ChatGPT使用時によく表示される注意書きがそのまま記載されており、多くのネットユーザーが「AIを使って論文を書き、注意書きを消し忘れたのではないか」と疑問を提起していると紹介した。

そして、學(xué)術(shù)論文データベースを検索すると、問題の論文が「ランセット」「セル」など世界的な科學(xué)?醫(yī)學(xué)系論文を手掛けるオランダの出版社エルゼビアが発行する學(xué)術(shù)誌「サーフェシズ?アンド?インターフェーシズ」の24年3月號に収載され、責(zé)任著者が同大學(xué)の教授になっていると指摘。論文のインパクトファクターは6．2以上で、単価は2360ドル（約35萬円）となっており、論文のインストラクション部分にChatGPTのものと見られる注意書きが存在すると伝えた。

また、同大學(xué)の公式サイトによると、當(dāng)事者の教授は同大學(xué)材料?工程學(xué)院のシニア教授で、論文著者としての署名回數(shù)が488回、手掛けた論文が引用された回數(shù)は1324回になっていると紹介。これまでに修士課程で33人、博士課程で2人を指導(dǎo)してきたとした。

その上で、同大學(xué)の関係者が16日に同紙の取材に対して「詳しいことはわからない」とのみ回答したこと、當(dāng)事者の教授にメールで問い合わせを行ったものの記事執(zhí)筆時點で返答がないことを伝えた。

記事によると、中國では昨年8月、AIを利用して學(xué)位論文を執(zhí)筆する行為について相応の法的責(zé)任を問う內(nèi)容を盛り込んだ「學(xué)位法」の原案が第14期全國人民代表大會常務(wù)委員會で提案され審議が進んでいるという。（翻訳?編集/川尻）