2024年3月18日、中國メディアの環(huán)球時報は、日本の就職市場で「オヤカク」と呼ばれる現(xiàn)象が流行していると報じた。

記事は、新たな就職活動シーズンが始まった日本で、就活中に「父母説明會」を開催する會社が増えており、東京にあるIT企業(yè)では內(nèi)定者17人とその保護者26人が「父母説明會」に參加し、企業(yè)の擔當者が自社の魅力を紹介するとともに「殘業(yè)はあるが、休日はしっかり休め、家族との時間を確保することもできる」とアピールしていたと伝えた。

そして、「父母説明會」を開催する理由についてこの企業(yè)が、2年前に內(nèi)定者が親の猛烈な反対によって入社直前に辭退し、他社に入社したことがあったと説明し、內(nèi)定を受けた學生本人が會社との相性を心配すると同時に、両親もわが子の職場選びに大きく影響するようになっていることから、內(nèi)定者とその保護者を?qū)澫螭趣筏空h明會を開くようになったとしたことを紹介した。

また、企業(yè)側(cè)が內(nèi)定者の両親の心を早々につかもうとする背景には、日本の就職市場がここ數(shù)年売り手市場になっていることがあると指摘。今や會社が正式な採用通知を出す前に両親に確認を取ることを意味する「オヤカク」という言葉さえ出現(xiàn)したとし、就職データサイトによると今年度就活に參加した學生の保護者の家54．2％が企業(yè)から事前確認を受けとったと回答しており、6年前の17．7％から大きく増加したことが明らかになっていると伝えた。

記事は、學生とその保護者の間では理想の就職先についての基準がいささか異なると紹介。調(diào)査によると、保護者の間では「本人の能力と専門性が発揮できる」「経営が安定している」といった點が特に重視され、60％以上が公務(wù)員や大手企業(yè)への就職に賛成し、スタートアップ企業(yè)への就職を支持しているのはわずか11％にとどまったのに対し、學生は安定性以上に企業(yè)文化や雰囲気を大切にする傾向があるとした。

そして、「両親が成人した子どもの代わりに決定を下すことはできないが、両親からの支持は3年以內(nèi)の離職率低下に大きな効果を発揮している」と伝えた。（翻訳?編集/川尻）