笑う業(yè)者と笑えない業(yè)者、オーストラリア産ワインへの課稅撤廃で―中國メディア

Record China    2024年4月1日(月) 8時0分

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中國政府はこのほど、オーストラリア産ワインに課してきた関稅を撤廃した。しかしオーストラリアでは、対中輸出の回復(fù)を期待できる「笑う業(yè)者」もいるが、先行きを楽観できない「笑えない業(yè)者」も多いという。

オーストラリアと中國は経済面を見れば互いに極めて重要な存在だ。しかし2000年を過ぎると、オーストラリアは「臺頭する中國」を警戒するようになった。18年から22年にかけてはモリソン首相が対中安全問題や人権問題、香港問題などを強調(diào)したことで両國の関係は決定的に悪化した。中國は20年、オーストラリア産ワインに、反ダンピングを利用として稅率200%超の関稅を課した。

しかし22年5月に発足したアルバニージー政権は中國との関係改善に努めた。中國は24年3月29日、オーストラリア産ワインへの課稅を撤廃した。中國メディアの環(huán)球網(wǎng)はこのほど、オーストラリアの関連業(yè)界では、対中輸出の回復(fù)を期待できる「笑う業(yè)者」もいるが、先行きを楽観できない「笑えない業(yè)者」も多いと紹介する記事を発表した。

豪紙ウエスト?オーストラリアンは、中國の課稅によりオーストラリアワインの対中輸出では10億オーストラリアドル(約990億円)の損失が出たと紹介。中國側(cè)の課稅撤廃は「祝杯を挙げる」べき措置だが「遅すぎたかもしれない」と論評した。

オーストラリアの関連業(yè)界は、將來への期待と懸念が入り亂れた狀態(tài)という。関稅撤廃を働きかけていたワイン関連業(yè)界団體の「オーストラリアン?グレープ?アンド?ワイン」のマクリーン最高執(zhí)行責(zé)任者(CEO)は、苦しんでいる業(yè)界として「卵がかえらないうちに、得られるニワトリの數(shù)を數(shù)える」ようなことはしたくないと述べた。

オーストラリア産ワインの20年通年の対中輸出量は9260萬リットルで、輸出額は約10億オーストラリアドルだった。一方、23年は輸出量が140萬リットル、輸出額は1000萬オーストラリアドル(約9億9000萬円)に留まった。マクリーンCEOは、中國の課稅撤廃を歓迎しつつ、「いかなる?yún)g一市場や市場ポートフォリオの規(guī)模や成長も、われわれが中國で失ったものを補うことはできない」と述べた。

オーストラリアの関連業(yè)界では、ワインの対中輸出を手掛ける大手では、中國で再び足場を固めることが比較的容易だが、小規(guī)模な醸造業(yè)者にとっては苦難の道が続くとの見方が出ているという。

あるワイン生産業(yè)者は、やはり中國側(cè)の関稅撤廃措置を「喜ばしい知らせ」と評価した上で、「われわれがより公平な競爭環(huán)境に戻れることを意味するが、オーストラリア産ワインが自動的に(中國の)レストランやホテルに復(fù)帰することを意味するものではない」と指摘した。オーストラリア産ワインの対中輸出がほぼストップしていた時期に、フランス、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなどのワイン生産大國が「中國市場の空白地帯」を埋めることになったからだ。そのため、オーストラリア産ワインが、中國市場でのかつての地位を取り戻すためには、多くの厳しい狀況に直面することが必定という。(翻訳?編集/如月隼人

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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