絶滅危懼種のチベットアンテロープ、出産のため野生動(dòng)物用通路を大移動(dòng)―チベット自治區(qū)

2007年5月13日、今年第一陣のチベットアンテロープ(チルー)が例年よりも1か月ほど早く青海チベット鉄道(青蔵鉄路)の野生動(dòng)物用通路を通り抜け出産場(chǎng)所へと向かった。

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これはチベットアンテロープが青海チベット鉄道に設(shè)置された人工的な移動(dòng)環(huán)境に慣れたことや密猟者の減少などが原因にあると見(jiàn)られている。ココシリ(可可西里)自然保護(hù)區(qū)管理局の才(ツァイ)局長(zhǎng)によると、今年は今のところ同保護(hù)區(qū)での密猟活動(dòng)は1件も見(jiàn)つかっていないという。

青海チベット鉄道の沿線上には野生動(dòng)物用通路が何か所にも設(shè)置されている。中でも海抜4600mにある五北大橋は重要な通路で、現(xiàn)在までに約5000頭のチベットアンテロープの移動(dòng)が確認(rèn)されている。

チベットアンテロープはウシ科に屬する草食動(dòng)物で、主にチベット自治區(qū)、新疆ウイグル自治區(qū)、青海省、四川省の海抜3700?5500mの高山草原に生息する。中國(guó)で國(guó)家1級(jí)保護(hù)動(dòng)物に指定されている絶滅危懼種で、北京オリンピックのマスコットにもなっている。チベットアンテロープの毛で織られるシャトゥーシュと呼ばれる毛織物は高値で取引されており、密猟の取締りが行われているものの密猟者は後を絶たない。(翻訳?編集/藤野)