中國で業(yè)界特化型AIモデルが次々誕生、コード生成もAIがサポート

人民網(wǎng)日本語版    2024年4月10日(水) 9時30分

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中國で業(yè)界特化型AIモデルが次々誕生している。資料寫真。

AIがコードを生成することで、意思の疎通がぎこちなかったAIカスタマーサービスが次第に使いやすくなり、開発に時間と労力を必要としていた工業(yè)AIコントローラーが不要になるなど、AI(人工知能)の基盤モデルが今、さまざまな業(yè)界に進出するようになっている。そして、基盤モデルをベースにしたITや工業(yè)生産、金融、サービス?マーケティングといった業(yè)界に特化したAIモデルが次々誕生している。

通義霊碼がコード生成をサポート AIモデルは、コードを生成したり、ライブコマースを行ったり、人と意思の疎通を図ったりすることができる。阿里雲(yún)(アリクラウド)は最近、プログラミングAIモデル「通義霊碼」(トンイーリンマー)がコード生成やコード説明、バグチェック、コード最適化などにおいて開発者を支援できるよう、AIプログラミングを內(nèi)部で全面的に進めていることを明らかにした。さらに、「通義霊碼」に社員番號「AI001」を振り分けたという。

阿里雲(yún)の関係者は、「今後、當(dāng)社のコードの20%は『通義霊碼』が生成するようになるだろう。研究開発の中心となるのは依然としてプログラマーであるものの、彼らは今後、システム設(shè)計や主要事業(yè)の開発により多くの時間を費やすようになるだろう」との見方を示した。

これまでは、プログラマーが毎日、コード生成を繰り返し、さらにテストと最適化、生成コードへの注釈追加といったベースとなる作業(yè)を行うというのが開発のスタイルとなってきた。プログラマーはこうした作業(yè)に大量の労力と時間を使う必要があり、それが主な業(yè)務(wù)となってきた。しかし、阿里雲(yún)では「通義霊碼」がすでに各プロセスにおいて、開発者を支援する役割を果たすことができるようになっている。API(アプリケーション?プログラミング?インターフェイス)を開発する際のテストを例にすると、プログラマーの場合は數(shù)十分を必要とするテストコードの生成を、「通義霊碼」は數(shù)秒で完成させることができ、テストコード生成に必要な作業(yè)量を70%以上減らすことができる。

AIプログラミングツールは現(xiàn)在、プログラミング言語の境界線を打破し、プログラマーが各種プログラミング言語のコード生成を簡単に行うことができるようになっている。阿里雲(yún)と通義実験室が共同で開発した「通義霊碼」がすでにJavaやPython、JavaScriptといった200種類以上のプログラミング言語を把握し、それらが生成したコードはプログラマーによって1日當(dāng)たり數(shù)百萬行利用されている。

特化型AIモデルが次々誕生

デジタルヒューマンがライブコマースを行うと、人間が行う場合と比べてコストを85%カットすることができ、商品の取引額も85%に達する。これまでなら、カスタマーサポートセンターのAIアシスタントとチャットをしても、意思の疎通がうまくいかず、スタッフに切り替えてもらわなければならないというケースも多かった。しかし、今ではAIアシスタントが問題の90%を解決できるようになっている。文字を一言打ち込むと、AIはポスターやスクリプト言語、動畫を生成し、二次加工までしてくれるようになっている。中國インターネット検索最大手の百度のクラウドサービス「百度智能雲(yún)」は、基盤モデルを応用した製品の発表會を行い、基盤モデルをベースにして、さまざまなシーンに特化したAIモデルをまとめて発表した。

金融や工業(yè)といった分野を見ると、基盤モデルは企業(yè)の効率アップに大きく貢獻するようになっている?!格R上消費」の孫磊(スン?レイ)副総経理は、「金融業(yè)は知識集約型業(yè)界に屬する。産業(yè)革命の益を受けることはあまりなかったものの、AI時代は多くの益を受けることができるだろう」との見方を示し、昨年8月に打ち出した金融に特化したAIモデル「天鏡」を例にして、「『天鏡』を採用して以來、當(dāng)社のマーケティング業(yè)績は30%以上上昇した」とした。

特化型AIモデルの分野が「ブルー?オーシャン」に

AIモデル産業(yè)は大きな発展を遂げているが、そこに參入するとどんなチャンスがあり、そこに參入する意向を示す起業(yè)家はどんな課題を乗り越える必要があるのだろうか?

360集団の創(chuàng)始者?周鴻禕(ジョウ?ホンウェイ)氏は先ごろ行われたAIをテーマにしたフォーラムで、「資金や技術(shù)の蓄積が十分にない起業(yè)家は汎用的な基盤モデルには參入しない方がいいだろう。理想だけでは成功することはできない」と指摘し、「現(xiàn)時點で、汎用的な基盤モデルは、中國では主に文章作成や畫像作成などに応用されている淺い段階。一つのシーンに深く入り込み、ユーザー主導(dǎo)の一つの業(yè)界に特化したAIモデルは今年、爆発的に成長するだろう」との見方を示した。

金沙江創(chuàng)業(yè)投資基金の朱嘯虎(ジュウ?シャオフー)マネージング?パートナーも、「起業(yè)家が汎用的な基盤モデルを利用してもあまり意味がない。それよりも、ユーザーやシーン、データを取得することに力を入れる方が価値がある」との見方を示す。朱氏は中國の汎用的な基盤モデルを?qū)熼Tとする會社のビジネススタイルについて、「はっきりとした商業(yè)化のルートやデータによるサポートが不足している會社が多い。投資家は一層慎重になっており、ビジネススタイルが明確ではないAI系會社をサポートすることを避けている」と指摘したこともある。

北京同為私募基金管理の創(chuàng)始者の周偉(ジョウ?ウェイ)最高経営責(zé)任者(CEO)も最近開催された基盤モデルをテーマにしたイベントで、「一つの業(yè)界に特化したAIモデルの方が生き殘りやすい。當(dāng)社は主力となっているスタッフや多くの資金をそうした特化型のAIモデルに集中的に投入している」とした。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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