中國(guó)メディアの第一財(cái)経はこのほど、「中國(guó)自動(dòng)車業(yè)界にはまだ“パクリ”が必要なのか」との記事を掲載した。

【その他の寫(xiě)真】

記事は、中國(guó)のハイテク大手、小米（シャオミ）の電気自動(dòng)車（EV）第1弾モデルとなるSU7について、多くの注文予約が集まるなど盛況ぶりを見(jiàn)せたと説明。一方で、関係者からはSU7の外観がポルシェのタイカンに酷似しているとの指摘が相次ぎ、ネット上では「（ポルシェとシャオミをかけて）ポルミだ」「SU7は若者が最初に乗るポルシェ」といったネタになっていると伝えた。

その上で、「20～25年前、中國(guó)の自動(dòng)車メーカーがスタートしたばかりの頃に強(qiáng)いブランドや伝統(tǒng)的な車種を參考にするやり方であれば理解できる。新規(guī)參入者にとって既存の成熟した製品を參考にするのが最も確実な方法であり、検証コストを削減し、成功率を高めることができるからだ。歴史的にはトヨタなどの有名メーカーも模倣から自動(dòng)車づくりをスタートさせている」とした。

一方で、「今日では中國(guó)の自動(dòng)車メーカーはオリジナルのデザインと技術(shù)的なブレークスルーによって中國(guó)本土の50％以上のシェアを占め、急速にグローバル展開(kāi)する段階に入っている」とし、「このような時(shí)期にまだ“パクリ車”を出しているように見(jiàn)えるのが良いことなのか、大きな疑問(wèn)符が付く」と指摘?！柑丐衰伐悭撙现袊?guó)最大のテクノロジー會(huì)社の一つだ。（中國(guó)の実業(yè)家の）賈躍亭（ジア?ユエティン）氏の（シャオミによるパクリとの）批判が事実であれば、中國(guó)ブランドのイメージに打撃となる恐れもある」と論じた。

記事は、過(guò)去20年の中國(guó)自動(dòng)車業(yè)界にとってパクリは避けて通れない話題だったと指摘?！感\(zhòng)泰汽車や陸風(fēng)汽車は相次いで外観の“パクリ”により注目を集め、裁判の末に敗訴し生産停止と賠償金の支払いが命じられた。海外ではメディアが中國(guó)車をあざけるきっかけとなり、『安かろう悪かろう』を攻撃する論拠の一つとなった」としながらも、「近年は自動(dòng)車のスマート化、電動(dòng)化の流れに乗り、中國(guó)自動(dòng)車メーカーは各分野で進(jìn)歩を遂げ、それまでのイメージを刷新しつつある。輸出臺(tái)數(shù)では日本を超え、上海汽車や奇瑞汽車などはいずれも海外で100萬(wàn)臺(tái)を売り上げている」と説明した。

そして、「パクリは、中國(guó)の自動(dòng)車産業(yè)に泥を塗るものであることは間違いない」と批判し、ある業(yè)界関係者の「シャオミによるポルシェのパクリは中國(guó)車の後退を意味しており、シャオミの成功が他の中國(guó)自動(dòng)車メーカーをパクリの道に引き戻すことになりはしないか。そうした風(fēng)潮が起きれば、中國(guó)自動(dòng)車産業(yè)が海外進(jìn)出を狙うこの時(shí)期に、中國(guó)企業(yè)が近年苦労して引き上げてきた産業(yè)イメージを落とすことになる」との言葉を紹介した。

また、「自動(dòng)車業(yè)界では新參者のシャオミが先輩の“まね”をするのは不思議ではないという聲もあるかもしれないが、“まね”をすることがすべてのスタートアップメーカーの選択というわけではないことを指摘しておきたい」とし、「過(guò)去10年間を振り返ると、蔚來(lái)汽車（NIO）、小鵬汽車、理想汽車、零跑汽車などの新勢(shì)力は、外観の造形でオリジナリティーや特徴を出している」と述べた。

さらに、SU7についての論爭(zhēng)はデザインだけにとどまらないとし、シャオミの雷軍（レイ?ジュン）CEOがチタン合金やダイカスト技術(shù)について「自社開(kāi)発した」と発言したものの、実際はサプライヤーとの共同研究開(kāi)発の結(jié)果であり、「広義の理解での自社開(kāi)発とは異なる」と指摘。サプライチェーンの「垂直統(tǒng)合」モデルを構(gòu)築しているBYDや、威睿電動(dòng)汽車技術(shù)などの子會(huì)社を有する吉利汽車のそれとは明らかに別物としたほか、シャオミが用いる「國(guó)內(nèi)唯一」などの宣伝文句についても実態(tài)に即していない部分があり、「発表會(huì)では數(shù)分ごとに広告法に抵觸する言葉が飛び出す」との聲が関係者から上がっていると伝えた。

記事は、シャオミの獨(dú)特な立ち位置から、「技術(shù)や生産などさまざまな角度で自動(dòng)車業(yè)界に全く新しい理念と方法を注ぎ込み、中國(guó)自動(dòng)車業(yè)界の進(jìn)歩を牽引すること」に期待を寄せた上で、「より多くの真の『國(guó)內(nèi)唯一』『世界トップ』を外部に示してほしい」と注文を付けた。（翻訳?編集/北田）