TSMCが米國に第3の半導體工場建設へ、専門家「予想外」―中國メディア

Record China    2024年4月11日(木) 17時0分

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臺灣積體電路製造(TSMC)が米國政府から66億ドルの補助金を得てアリゾナ州フェニックスに第3工場を建設することに関連し、中國メディアの參考消息は、専門家が「予想外」と表明したとする記事を掲載した。

半導體受託製造大手の臺灣積體電路製造(TSMC)は米國政府から66億ドル(約1兆円)の補助金を得てアリゾナ州フェニックスに第3工場を建設する。これに関連し、中國メディアの參考消息は10日、専門家が「予想外」と表明したとする記事を掲載した。

記事はまず、米ウォール?ストリート?ジャーナルの報道を引用し、米當局者によると、TSMCは総額650億ドル以上を投資して2021年に著工した半導體製造複合施設に第3の工場を追加すること、建設中の第2工場では回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)相當の微細な最先端半導體を生産し、第3工場は2ナノやそれ以上に微細な半導體も視野に2030年までに建設することを紹介した。

その上で、臺灣メディアの中國時報の9日付報道を引用し、「TSMCが米國以外の國に新工場の建設を発表するのは普通だが、米國に新工場を建設するのは予想外だ。なぜなら、第1工場の建設時に多くの困難に直面し、生産開始時期に影響が及んだ。TSMCが今、このような決定をするとは驚きだ」とする、半導體業(yè)界の古參顧問のコメントを紹介した。

また、臺灣のシンクタンク、臺灣経済研究院産経資料庫の総監(jiān)で半導體産業(yè)に詳しい劉佩真氏のコメントとして、「TSMCの米工場増設計畫が、地政學的要因や競合他社の戦略の影響を大きく受けていることは明らかだ。なぜなら、TSMCの日本への投資は順調で、熊本の第1工場と第2工場は補助金を獲得し、日本側は第3工場を設けることも望んでいる。こうした狀況が、米國を神経質にさせ、TSMCによる対米投資拡大に大きな期待を寄せるのも必然だ」とも伝えた。(翻訳?編集/柳川)

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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