シンガポールメディアの聯(lián)合早報(bào)は24日、中國(guó)の電気自動(dòng)車（EV）の価格競(jìng)爭(zhēng)はいつまで続けられるのかとの記事を掲載した。

記事は、世界最大のEV市場(chǎng)である中國(guó)でまた激しい価格競(jìng)爭(zhēng)が起きていると言及。米テスラが21日に「モデル3」などEV全4車種の1萬(wàn)4000元（約30萬(wàn)円）規(guī)模の値下げを発表したことを挙げ、「同社は理由を明らかにしていないが販売臺(tái)數(shù)の減少と見られている。中國(guó)市場(chǎng)でのシェアは23年第1四半期の10．5％から同第4四半期には6．7％ほどに減少した」と説明した。

また、テスラに続き中國(guó)本土メーカーの理想汽車も全車種で最大3萬(wàn)元（約64萬(wàn)円）の値下げを発表したとし、「この大手2社の相次ぐ値下げ発表は新たな価格競(jìng)爭(zhēng)が始まったというメッセージを市場(chǎng)に向けて発している」と言及。このほかにも、吉利汽車や小鵬汽車といったメーカーも値下げや割引を打ち出したことを伝えた。

その上で、昨年も価格競(jìng)爭(zhēng)で多くのメーカーが淘汰されたが、今年はさらに猛威を振るっているようだとし、中國(guó)の報(bào)道を基に今年4月以降、累計(jì)で40近くのブランドの計(jì)128車種について割引や値下げが発表されたと紹介。この値下げ合戦の背景として、小米（シャオミ）の「SU7」の存在があるとの見方が出ていると伝えた。

「SU7」の予約は受付開始から24時(shí)間で9萬(wàn)臺(tái)近くに迫るなど市場(chǎng)の予想を上回る勢(shì)いを見せているが、専門家は「各メーカーが同時(shí)期に値下げしたのは、SU7の『無(wú)條件で予約保証金（5000元）を返金する7日間』の前に消費(fèi)者の心をつかみたかったため。なぜなら7日を過(guò)ぎるとシャオミへの注文は確定するからだ」との見方を示した。

一方で、米ブルームバーグは中國(guó)の自動(dòng)車メーカーが昨年、販売目標(biāo)を達(dá)成できなかったことが背景にあると指摘。2023年の年間販売目標(biāo)を達(dá)成しているのは全體の3分の1にすぎないという。また、中國(guó)自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)の陳士華（チェン?シーホア）副秘書長(zhǎng)は「価格競(jìng)爭(zhēng)は市場(chǎng)の供給過(guò)剰、需要の鈍化にも大きく関係している」との見方を示した。

記事は、「価格競(jìng)爭(zhēng)はすでに1年半近くに及んでおり、しかも今のところ収まる気配が見えない。ただ注目されているのは、値下げで本當(dāng)に販売臺(tái)數(shù)が上昇するのかということだ」と言及。コンサルティング會(huì)社マッキンゼー?アンド?カンパニーの報(bào)告書を基に、「価格競(jìng)爭(zhēng)が前向きな要素となる消費(fèi)者の割合は19％で、6割以上の消費(fèi)者は価格競(jìng)爭(zhēng)に関心を持たず、17％は購(gòu)入を控える要素になっている」と伝えた。

また、乗用車市場(chǎng)情報(bào)聯(lián)席會(huì)（乗聯(lián)會(huì)）の崔東樹（ツイ?ドンシュー）秘書長(zhǎng)は「価格競(jìng)爭(zhēng)が短期的な販売促進(jìn)に作用するかは実際には明らかではなく、特に価格が不安定な情況の下では消費(fèi)者の様子見の感情が特に強(qiáng)くなる」とし、「?jìng)幭陇菠筏寇嚪N自體は販売が増えることもあるかもしれないが、そうなると関連車種も値下げしないと売れない事態(tài)になる」と述べた。

記事は、中國(guó)でEV普及が今後さらに進(jìn)んでいく見通しだが、それは「最も殘酷な日」がまだ來(lái)ていないことを意味していると指摘?！?jìng)幭陇菠舷M(fèi)者の購(gòu)入の意思決定に大きなプラスにはなっておらず、自動(dòng)車メーカーの立場(chǎng)からも利益が損なわれることの影響は計(jì)り知れない。體力のあるメーカーは持ちこたえるかもしれないが、資金力のないメーカーはどうするか」とし、「メーカーは価格競(jìng)爭(zhēng)を切り札と考えるべきではない。結(jié)局のところ、この急速な科學(xué)技術(shù)発展の時(shí)代において、技術(shù)的なブレイクスルーとイノベーションこそが勝利の鍵なのである」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）