中國(guó)?河南省で開(kāi)催されたマラソン大會(huì)で9歳の息子と共に完走した男性に、2年間の出場(chǎng)禁止処分が下された。中國(guó)メディアの上游新聞が25日付で報(bào)じた。

曹（ツァオ）さんは3月31日に同省で行われた鄭開(kāi)マラソン大會(huì)に9歳の息子と一緒に出場(chǎng)し、共にフルマラソンを完走した。ところが、同大會(huì)の組織委員會(huì)が4月24日に発表した通知によると、曹さんらは決められた「親子コース」ではなく「マラソンコース」に無(wú)斷で侵入して走っていたことが判明。規(guī)定違反により、曹さんには2年間の出場(chǎng)禁止処分が下った。

曹さんは「未成年者はマラソンの出場(chǎng)申し込みができなかったため、ハッピーラン（親子ラン）を選んだ。しかし、當(dāng)日スタート地點(diǎn)に行ったところ、ハーフマラソンとフルマラソンの選手ばかりで、ハッピーランのスタート地點(diǎn)に戻ることができなかった。そのため、人ごみに合わせて前に進(jìn)んだ。息子は『走れない』と言ったが、折り返し地點(diǎn)まで行った時(shí)に『まだ走れる』と言っていたので、それならばフルマラソンに挑戦しようということになった」と説明した。

また、2年間の出場(chǎng)禁止は受け入れるとしながらも、「去年、息子と（最長(zhǎng)）25キロの大會(huì)に參加した時(shí)もハッピーランで出場(chǎng)したが、折り返し地點(diǎn)でスタッフにもっと長(zhǎng)い距離を走りたいと伝えたところ、その時(shí)は許可が出て、レース後にも何も言われなかった」とし、「順位もメダルもいらないし、走らせてはもらえないだろうか。クライミングやスキーなどは、保護(hù)者が付き添っていれば未成年でも參加できるのだから」と要望した。

曹さんによると、息子は6歳から9歳までの3年間、毎日3キロ走っており、體力は「お父さん以上」とのこと。今回の大會(huì)でも、フルマラソンを曹さんよりも30分早いタイムでゴールした。しかし、関係者は「中國(guó)陸上競(jìng)技連盟の規(guī)定では、フルマラソンには20歳以上でなければ出場(chǎng)できないと規(guī)定されている。ハーフマラソンと10キロでは、16歳以上であれば出場(chǎng)できる」と説明したという。

ネットユーザーからは「未成年にフルマラソンは不適當(dāng)」「子どもにはそんなに長(zhǎng)い距離を走らせるべきじゃない」「この父親は子どもが急死したり、一生治らない傷を負(fù)ったりするのが怖くないのだろうか」「子どもに何かあったらどうせ大會(huì)組織委員會(huì)のせいにするのだろう」「安全が第一」などの聲が上がったが、最も多かったのが「ルールは守れ」とのコメントだった。（翻訳?編集/北田）