【ぶらり北京】もぐらツアー(後編)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2024年4月26日(金) 14時(shí)10分

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北京の地下鉄駅には名物や歴史が分かる裝飾がたくさんあって、それを見(jiàn)て回るだけでも意外と見(jiàn)ごたえがあります。

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北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回は北京の地下をめぐる「もぐらツアー」。北京の地下鉄駅には、その駅がある場(chǎng)所の名物や歴史が分かる裝飾がたくさんあって、それを見(jiàn)て回るだけでも意外と見(jiàn)ごたえがあります。今回はそんな「地下鉄から見(jiàn)る北京ツアー」に出かけてみましょう!後編では8號(hào)線と14號(hào)線の駅をご紹介します。

その他の寫真

牡丹園駅で10號(hào)線に乗り換えたA姐とG姐は、北土城駅でさらに8號(hào)線へと乗り換えた。

北土城駅

北土城駅のモチーフは青花磁器(染付)。乗り換え通路の裝飾や壁は、白地に青の青花磁器デザインで統(tǒng)一されている。ホームに設(shè)置されている出入口地図と路線図の表示まで青花磁器の壺の形をしていて楽しい。

青花磁器がモチーフの北土城駅構(gòu)內(nèi)。出入口のアルファベット表示も模様付き

8號(hào)線の8の字の中に北京の地下鉄マークを発見(jiàn)

ホームの出入口や地図の表示も青花磁器の壺の形

8號(hào)線に乗り換えたA姐とG姐の目的地は鼓樓大街駅。北京の地下を北上してきた「もぐらツアー」、今度は南へと向かった。

鼓樓大街

鼓樓大街駅は、舊時(shí)に時(shí)刻を知らせた鼓樓が駅名に冠されているだけあって、駅構(gòu)內(nèi)にも時(shí)間に関するデザインがいっぱいだ。改札階の壁には、十二支を用いて時(shí)刻を示す「古時(shí)刻(十二時(shí)辰)」の裝飾もある。そして天井には太鼓がいっぱい!

古時(shí)刻をデザインした壁裝飾。天井には太鼓の形の照明!

この駅で下車したのには、ほかにも大きな目的があった。その目的とは……

1.オリジナルのミネラルウォーターを作ろう!

北京の地下鉄では、一部の駅でオリジナルのミネラルウォーターを作ることができる。鼓樓大街駅もその一つ。アプリに登録すれば、駅構(gòu)內(nèi)にあるマシンでオリジナルデザインのミネラルウォーターをゲットできる。

A姐とG姐も「ぶらり」オリジナルデザインの水をゲット

2.駅構(gòu)內(nèi)のコンビニでランチを買おう!

鼓樓大街駅の構(gòu)內(nèi)にはコンビニエンスストアもある?!袱猡挨楗磨ⅸ`」というテーマ設(shè)定に合わせて、ランチも地下で調(diào)達(dá)。

駅構(gòu)內(nèi)にあるローソン

水とランチをゲットした2人は再び地下鉄に乗り、8號(hào)線を南下して次なる目的地の金魚胡同駅へと向かった。

金魚胡同駅

金魚胡同駅のお目當(dāng)てはカラフルな魚の壁畫。でも、そこに描かれているのは金魚ではなく錦鯉だった。

金魚胡同だから金魚の絵と思いきや錦鯉

そしてさらに、金魚胡同は実はもともとこの名前ではなく、それどころかそもそも金魚とは何の関係もなかったらしい。明代、ここには多くの金銀の寶飾店が軒を並べていたため、「金銀胡同」と呼ばれていた。それが時(shí)間が経つうちに、間違って伝わったり音が変化したりして、次第に「金魚胡同」と呼ばれるようになっていったという。そして今、金魚胡同は「胡同」という名前に似合わない広い通りとなり、ショッピングモールや有名ホテルなどが立ち並んでいる。

もぐらになって地下の旅を続けていたA姐とG姐だが、鼓樓大街駅で買った「ぶらり」オリジナルミネラルウォーターとお晝ごはんを手に、ここでいったん地上へ。王府井大街を眺めながらランチタイムを楽しんだ。

「ぶらり」オリジナルミネラルウォーターとコンビニグルメでランチタイム

太陽(yáng)の光を束の間浴びたA姐とG姐は再び地下にもぐって地下鉄の旅を再開(kāi)。最初に下車したのは前門駅だ。

前門駅

ホームに設(shè)置されたエスカレーターの両脇には、北京の伝統(tǒng)建築を思わせる赤い壁があり、ひときわ目を引いた。

ホームに設(shè)置された赤い壁。窓の模様がかわいい

前門駅の乗り換え通路には、故宮の門を模した裝飾がある。9×9個(gè)の門釘(飾り釘)もしっかり再現(xiàn)。この赤い門の裝飾は8號(hào)線の一部駅に共通している。

乗り換え通路にある故宮の門を模した裝飾

天橋駅

天橋は北京の民俗文化の発源地。老北京(昔ながらの北京)の生活を描いた壁畫や、さまざまな雑技を披露する蕓人さんたちを描いた壁畫があり、その味わいあるキャラクターやユーモラスな表情にくぎ付けになった。

老北京の生活を描いた味わいある壁畫

雑技を披露する蕓人を描いた壁畫

「もぐらツアー」敢行中のA姐とG姐のもとに、ある耳寄りな情報(bào)が舞い込んだ。「永定門外駅の構(gòu)內(nèi)に中軸線がありますよ」。もともと14號(hào)線に乗り換えるために下車する予定だった永定門外駅。これはチェックしなければ!

永定門外

永定門外駅に到著し、ホームからエスカレーターで上がると、それらしき線を発見(jiàn)。説明のプレートも何もないが、これがまさに北京の街の中心を南北に貫く中軸線そのものだった。

永定門外駅の構(gòu)內(nèi)にある中軸線

中軸線を確認(rèn)した後は14號(hào)線に乗り換え、最後に景泰駅で下車した。

景泰駅

駅名の由來(lái)は近くにある中國(guó)景泰藍(lán)蕓術(shù)博物館。景泰藍(lán)は七寶焼きのことだ。この駅では、改札內(nèi)通路にある4本の円柱に景泰藍(lán)の裝飾が施されている。

改札內(nèi)通路にある景泰藍(lán)の裝飾。壁には景泰藍(lán)の製造工程が描かれている

この景泰藍(lán)の裝飾は直徑1.2メートル、高さは3.2メートルという大きなもので、図案は清代の「雙線纏枝蓮」を採(cǎi)用。色鮮やかな枝を長(zhǎng)くからませた蓮の花が表現(xiàn)されている。壁には景泰藍(lán)の製造工程が描かれていて、複雑な工程でこれほど大きな作品を作るための苦労がしのばれた。

そして、A姐とG姐の「もぐらツアー」はこの駅でゴール!

北京の地下鉄に乗ってもぐらのように回った今回のぶらり北京。各駅の工夫をこらした裝飾を見(jiàn)て回るだけで、意外と楽しめた。駅ごとにその駅があるエリアの歴史や特徴が表れていて、北京を新たに知る旅にもなった。北京地下鉄「もぐらツアー」、あなたも出かけてみませんか?(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?文/勝又あや子)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場(chǎng)を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰屬します。

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