米國のベトナム侵攻は苦戦、ベトナムが逆攻勢―臺灣メディアが「コーヒー戦爭」紹介

Record ASEAN    2024年5月5日(日) 20時0分

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ベトナムでは、米國を代表するコーヒー店チェーンのスターバックスが「苦戦」している。一方で、ベトナム最大のコーヒー店チェーンのトゥン?グエン?レジェンド(寫真)は米國に進出した。

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臺灣メディアの商業(yè)周刊はこのほど、米國とベトナムの「コーヒー戦爭」を紹介する記事を発表した。米國を代表するコーヒー店チェーンのスターバックスはベトナムに進出したが「苦戦中」。一方でベトナム最大のコーヒー店チェーンのトゥン?グエン?レジェンドは米國に進出した。

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ベトナムは世界第2位のコーヒー豆輸出國だが、同國産のコーヒー豆には「上質(zhì)ではない」との評価が付きまとい、多くは市販のコーヒー飲料などに使われてきた。最大の理由は品種の問題だ。コーヒーにはアラビカ種とロブスタ種があり、両者は遺伝子が違うために自然交配しない。アラビカ種の栽培は降水量や気溫などの條件が厳しく、主に高地で栽培されている。一方のロブスタ種は高溫が続く低地でもよく成長し、病害に強く収穫量も多い。ただし、ロブスタ種のコーヒー豆は焙煎を通じて出る香りなどが劣るとされてきた。

シアトル?タイムズ紙によると、1990年代から2000年代初期にかけてグレート?シアト地區(qū)にベトナム移民が開いたカフェが多く出現(xiàn)したが、店內(nèi)部にはたばこの臭いが充満し、內(nèi)裝も古びており、ベトナム系男性しか訪れないような店だった。

トゥン?グエン?レジェンドの店舗

しかし數(shù)年前からはベトナム系移民2世によるカフェが米國各地に出現(xiàn)するようになった。以前とは異なり、これらの店はコーヒー文化を重視しており、店內(nèi)ではベトナムコーヒーのフィルターの販売や自家焙煎のベトナム産コーヒー豆の販売もしている。

そして、ベトナムで110店舗を展開する同國最大のコーヒーチェーンのトゥン?グエン?レジェンドが2024年9月に、ロサンゼルスのベトナム系移民が集中する地域で米國初の店舗をオープンした。

米國を代表する大手コーヒーチェーンでのスターバックスは13年にベトナムに進出して市場の開拓に力を入れたが、トゥン?グエン?レジェンドを「攻めあぐねる」狀態(tài)が続いている。ベトナムの市場調(diào)査會社であるベトデータによると、トゥン?グエン?レジェンドの20年から22年の売上高は、スターバックスのベトナムでの売上高をいずれも上回った。市場調(diào)査會社ユーロモニターによると、22年のスターバックスの売上高はベトナム全體のコーヒー市場の2%に過ぎず、ベトナムでは人口100萬人あたりのスターバックスの店舗は1店舗未満だ。一方で、タイでの店舗は人口100萬人あたりで7店舗、インドネシアでは同2店舗だ。

BBCは、スターバックスのMサイズのコーヒー1杯が3.8ドル(約580円)であり、平均収入が345ドル(約5萬3000円)のベトナム人には高価すぎることがベトナムにおけるスターバックスの不振の主な原因と分析した。

また、スターバックス店舗でもココアなどを使った商品などが人気を呼んでいるが、ベトナムの地場ブランドが提供する、ベトナム人の習慣に基づいた多彩な商品に比べれば見劣りがする。

トゥン?グエン?レジェンドの店舗

スターバックスは100%アラビカ種を謳(うた)い、ベトナムの人々が飲むコーヒーの97%を占める自國で栽培されるロブスタ種について「焦げたゴムより臭い」と酷評した。

しかし最近では、ロブスタ種にも良質(zhì)な豆はあり、アラビカ種とは違うが大いに楽しむことができるという意見が強まっている。また、コーヒーの風味を決める焙煎の方法を工夫すれば、アラビカ種に負けない風味を出すことができるとする専門家もいる。

トゥン?グエン?レジェンドの米國1號店は、本國で人気のアイスコーヒーやエッグコーヒーを提供しており、開店初日から多くのベトナム系移民が足を運んだ。しかし、米國市場で成功できるかどうかは、まだ未知數(shù)だ。米國でのビジネスパートナーである食品卸売會社のビジネス開発マネジャーであるジェニー?タン氏は、次の段階としてベトナム人移民のコミュニティー以外の場所に出店できるようにしたいと述べた。(翻訳?編集/如月隼人

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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