米國でベトナムを市場経済國と認定するか論爭、中國抑止も狙い―獨メディア

Record ASEAN    2024年5月10日(金) 15時0分

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8日、獨ドイチェ?ヴェレは、米國政府がベトナムを市場経済國と認めるかどうかに関する聴聞會を?qū)g施すると報じた。

2024年5月8日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、米國政府がベトナムを市場経済國と認めるかどうかに関する聴聞會を?qū)g施すると報じた。

記事は、米商務(wù)省が8日にベトナムを市場経済國と認めるか否かに関する聴聞會を開催すると紹介。國內(nèi)の鉄鋼メーカーやメキシコ灣沿岸のエビ漁業(yè)者などからは市場経済國認定に反対する聲が出ているとし、鉄鋼業(yè)労働組合の関係者が「國內(nèi)製造業(yè)の基盤を侵食し、サプライチェーンの柔軟性を破壊する。また、中國の不公平な貿(mào)易商品が米國に流入するルートとしてのベトナムの役割が強化される」と主張していることを伝えた。

また、「非市場経済國」と認定されているベトナムは中國やロシア、ベラルーシ、アゼルバイジャンなどと同様に米國から高い反ダンピング関稅が設(shè)定されていることから、小売業(yè)者などからはベトナムの市場経済國認定を歓迎する聲も出ていると紹介した。

その上で、ベトナムの市場経済國認定を取り巻く背景について「ベトナムは経済改革により非市場経済國から脫したとの認識を持っている」とし、ファム?ミン?クン首相が昨年ジャネット?イエレン米財務(wù)長官に対し「市場経済國化」することでベトナムの地位が米國の「友好國」としての地位にふさわしくなると述べ、市場経済國認定を求めたと紹介。米國も両國関係の発展が中國に対するけん制になるとの認識を持っており、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が昨年ハノイを訪問した際に両國関係を「全面的な戦略パートナーシップ」と表現(xiàn)したことを伝えている。

その一方で、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は11月の大統(tǒng)領(lǐng)選挙で労働組合の票を囲い込みたい思惑があり、特に激戦州ペンシルバニアの鉄鋼労働者を重要視していると指摘。バイデン大統(tǒng)領(lǐng)はベトナムとの戦略的な関係強化と、選挙戦における労働組合票の獲得との間で板挾みになっていると評した。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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