2014年8月27日、南アフリカが舞臺(tái)の犯罪サスペンス映畫「ケープタウン」主演のオーランド?ブルームが東京?六本木で記者會(huì)見した。來日は7年ぶり。これまでにない汚れ役に挑んだブルームは「南ア社會(huì)の厳しさを感じた。演じがいのある役だった」と語った。

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南ア南部の都市「ケープタウン」を舞臺(tái)に、刑事二人が女性殺害、麻薬密売、児童失蹤など、社會(huì)の闇と対峙する物語。ブルームは「仕事はできるが女にだらしなく、酒を手放せない」刑事ブライアンを熱演している。「キャラクターが出演の決め手になった。自墮落だが倫理観、価値観がしっかりしていて、演じがいがあると思った」と話した。

タフな刑事役のため、撮影の6カ月前から體づくりを開始。1カ月半前には南アに入り、現(xiàn)地社會(huì)の厳しさを肌で感じたという。「南アの文化を知り、あの場所で男性として、警官として生きる?yún)棨筏丹擞|れた。人々の人生がいかに過酷で、人の命がどれほど安いか。ブライアンはつらい現(xiàn)実と向き合いたくないから、たばこや酒に依存しているんだ」と説明した。

代表作の「ロード?オブ?ザ?リング」、「パイレーツ?オブ?カリビアン」などと異なり、小粒だが重厚で渋いサスペンス。ジェローム?サル監(jiān)督は「（大規(guī)模な）スタジオ（製作會(huì)社）作品ではないので『張り切ってやろう』と言ってくれた。大いに楽しみながら撮影できた」と振り返った。

また、コンビを組む刑事役としてカンヌ國際映畫祭、米アカデミー賞などで最優(yōu)秀主演男優(yōu)賞を獲得したフォレスト?ウィテカーが出演。ブルームは「彼は真の蕓術(shù)家だ。役への向かい方にぐっときた。人柄がよく、思慮深く、心が広い。また機(jī)會(huì)があるなら、どんな作品でもいいから共演したい」と絶賛した。

ブルームの育ての父は、かつて南アのアパルトヘイトに反対した社會(huì)活動(dòng)家であり、ジャーナリストだったという。実際に現(xiàn)地で生活して「目からうろこが落ちた。南アには希望や可能性を感じたが、人々は常に何かに挑みつつ、前進(jìn)しなければならない。貧しい人々が100萬、200萬人集まって暮らす地域では心を動(dòng)かされた。そういう場所にいることがどういうことか。映畫を見て経験してもらえると思う」と話していた。

また、會(huì)見には女優(yōu)の佐々木希がゲストで登場?；ㄊ蚨嗓筏萍?lì)した。（文/遠(yuǎn)海安）

「ケープタウン」（2013年、フランス）

監(jiān)督：ジェローム?サル

出演：オーランド?ブルーム、フォレスト?ウィテカー、コンラッド?ケンプ、ジョエル?カエンベ

2014年8月30日、新宿バルト9ほかで全國公開。