中國の大都市に外國人観光客が戻る、どんなシグナルか―中國メディア

Record China    2024年5月18日(土) 8時0分

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15日、新京報は、中國の大都市に外國人観光客の姿が戻りつつあると報じた。寫真は北京の紫禁城。

2024年5月15日、中國メディアの新京報は、中國の大都市に外國人観光客の姿が戻りつつあると報じた。

記事によると、首都北京市では近ごろ外國人観光客が徐々に増えており、この現象は「一線都市(大都市)の魅力が旅行コストの高さによって減衰したわけではない」というシグナルであり、同市に新たな経済活力をもたらすだけでなく、同市の文化?観光産業(yè)の回復力と潛在力を証明するものだという。

記事は、昨今中國経済の成長鈍化に対する疑問に端を発したいわゆる「中國から外國人が逃げていく」という議論が注目を集めているとする一方で「中國の出入國者の數はこのような懸念に逆行している」と指摘。國家出入國管理局のデータでは、今年1?3月の外國人入國者數は前年同期比4倍以上の1307萬4000人に達したほか、北京市の同時期におけるインバウンド外國人観光客數も37萬5000人と新型コロナ前に當たる2019年の同時期の64.6%まで回復してきたことを紹介した。

さらに、外國人観光客が戻ってくる流れは北京市にとどまらず、1?4月に上海経由で入國した外國人數も前年同時期の4倍近い129萬2000人超となったことを紹介するとともに、決済プラットフォームのデータからは北京、上海、広州、深セン、杭州といった主要都市がインバウンド客の間で人気になっていることがうかがえると伝えた。

その上で、新型コロナがが沈靜化した現在、外國人観光客が北京をはじめとする一線都市に戻ってきたことは、単にインバウンド観光の回復を示すだけではないと指摘。「複雑で不安定な世界経済を背景に、外國人観光客を誘致し続けることができたという事実は、中國経済の強い回復力を証明するだけでなく、國際社會が中國の將來の発展に楽観的な期待を寄せていることを示しているのだ」と評した。

また、中國の対外開放、文化的自信、國際的イメージの向上を鮮明に映し出す現象でもあるとし、改革開放がさらに深まることで一線都市をはじめとする中國の都市がますます獨自の魅力を発揮し続けられるだろうと論じている。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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