日本僑報社 2024年5月19日(日) 17時0分
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日本語學科の周先輩からメッセージが屆きました。「日本の高校生に授業(yè)をしてみませんか?」。私は驚きました。
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私はもともと大學で土木を?qū)煿イ工肜硐丹螌W生でした。でも、もともと日本文化に 興味があり、土木を2年間勉強した後、思い切って日本語學科に転部しました。私は日本語學科に入り、日本人と交流するのをとても楽しみにしていました。でも、コロナのせいでそんな機會は全然ありませんでした。
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去年の12月、コロナ感染者が増えて大學で授業(yè)ができなくなり、私たちは故郷に帰ってネット授業(yè)を受けていました。その時、日本語學科の周先輩からメッセージが屆きました。「日本の高校生に授業(yè)をしてみませんか?」。私は驚きました。詳しく聞くと、私たち中國人學生が日本の高校の授業(yè)にリモートで參加するというものでした。私はまだ日本語が下手だし、授業(yè)の役に立てるか不安でした。でも、せっかくのチャンスなので、先輩に「參加したい」と伝えました。
授業(yè)の數(shù)日前、周先輩が日本で高校教師をしている彰子さんを紹介してくれました?!附窕丐问跇I(yè)は何について教えますか?」私が聞くと、彰子さんはこう答えました?!?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=王維'>王維の『九月九日憶山東兄弟』という漢詩です」「えっ、日本人は王維の漢詩を勉強しているんですか?」「そうですよ。日本人の生徒たちは中國の漢詩をいろいろ勉強しているんです。李白とか杜甫とか」。
彰子さんに話を聞くと、日本では漢詩だけでなく、中學や高校で「蛇足」や「四面楚歌」といった中國の故事成語を習ったり、ゲームや漫畫で「三國志」や「春秋戦國時代」に興味を持つ人も多いことが分かりました。私は日本人が中國の歴史や文化を知っていることを知り嬉しくなりました。でも、どのように授業(yè)をすれば日本人の高校生は漢詩の意味を理解してくれるのでしょう。私は責任を感じて一生懸命資料を調(diào)べて準備しました。
いよいよ授業(yè)の日になりました。日本の高校生は私にいろいろ質(zhì)問してきました?!钢袊扦?月9日は何をする日ですか?」「9月9日は重陽の節(jié)句と言って、以前は家族と一緒に高い山に登って菊酒を飲む日でした」「へえ、面白いですね。中國には他にも何か節(jié)句があるんですか?」「ありますよ。例えば、7月7日に『七夕』という節(jié)句があります」「あ、それなら日本にもありますよ」「でも、日本では願い事を書いて笹に付けるんですよね。中國の七夕は戀人の日なんですよ」。
私の日本語は通じるのか、私の考え方や漢詩の情感を理解してもらえるのか、最初は不安でしたがちゃんと準備をしたので大丈夫でした。いつの間にか、終わりの時間が來ました。日本の高校生は笑顔でお禮を言ってくれ、私もすごく楽しい時間が過ごせました。私たちは次の交流を約束しました。
今振り返れば、今回の交流は大きな意味があったと思います。以前の交流會は參加者が現(xiàn)場に行かなければ交流できませんでした。でも、今は會議ソフトを利用すれば、中國と日本にいてもオンラインで交流できます。これは今の時代に求められる新しい日中交流の形でしょう。
それに、中國人が日本人に漢詩を教えるというのはとても面白い試みだと思います。教科書やネット情報だけではその國のリアルな文化に觸れることはできません。今回の授業(yè)のように中國と日本が自國の文化を教え合えば、相手國の文化を深く理解でき、興味も湧いてきます。交流機會が増え、相互理解が深まれば日中友好も進んでいきます。
授業(yè)の後、周先輩は今回の授業(yè)の経緯を私に教えてくれました。6年前、彰子さんは北京に留學し、うちの大學の日中交流會に參加して周先輩と友人になりました。2人の交流は彰子さんが帰國して高校教師になったあとも続き、今回は2人で相談して交流授業(yè)を行うことになったのです。これってとても素敵なことだと思います。
中國には「海內(nèi)存知己 天涯若比隣」という有名な漢詩があります?!感膜沃欷坑绚い欷?、世界のどこにいても近く感じる」という意味です。私は日中両國の人々がそのような関係になれることを心から願っています。
■原題:日本の高校生に授業(yè)をしてみませんか?
■執(zhí)筆者:劉星雨(北京科技大學)
※本文は、第19回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「囲碁の智恵を日中交流に生かそう」(段躍中編、日本僑報社、2023年)より転載?編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。
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