2024年5月23日、斉魯晩報(bào)は、恒大集団で電気自動(dòng)車（EV）を扱う子會(huì)社が地方當(dāng)局から契約解除とともに補(bǔ)助金など約19億元（約410億円）の返還を求められていることが明らかになったと報(bào)じた。

記事は、中國恒大新能源汽車集団有限公司が22日に公告を出し、地方行政當(dāng)局からこのほど書簡(jiǎn)を受け取ったことを明らかにしたと紹介。主な內(nèi)容は、2019年4月29日に関連子會(huì)社が地方當(dāng)局と締結(jié)した一連の投資?協(xié)力契約に関し、子會(huì)社が契約條件に従った契約義務(wù)の履行を怠っているため、子會(huì)社に対して関連契約の解除を求めるとともに、地方當(dāng)局が交付した奨勵(lì)金および補(bǔ)助金約19億元を返還するよう求めるものだったと伝えた。

そして、この件について恒大汽車は「関連子會(huì)社が地方當(dāng)局に調(diào)整を求める書簡(jiǎn)を出す準(zhǔn)備をしている。當(dāng)局からの書簡(jiǎn)の內(nèi)容が執(zhí)行されれば、當(dāng)社および関連子會(huì)社の財(cái)務(wù)狀況と経営に重大な悪影響を及ぼす」とコメントしていると紹介した。

記事が紹介した恒大汽車の年次報(bào)告書によると、恒大新能源汽車（天津）有限公司が2022年9月に正式に量産を開始したものの、23年12月31日現(xiàn)在の生産臺(tái)數(shù)が1700臺(tái)にとどまり、地方當(dāng)局の要件を満たさなかったという。また、経済的な理由により一部人員に休暇を與え、工場(chǎng)での生産を停止していたとのことだ。

恒大汽車の23年の売上高は自動(dòng)車と自動(dòng)車部品の販売が増えたこと、不動(dòng)産販売収入が増加したことで前年比約10倍の13億4000萬元（約290億円）となった一方、純損失は119億9500萬元（約2600億円）に上っていた。（翻訳?編集/川尻）