2024年5月24日、環(huán)球時(shí)報(bào)は中國の電気自動(dòng)車（EV）大手のBYDが歐州向けに2萬ユーロ（約340萬円）以下の低価格でミニEVを発売することを発表したと報(bào)じた。

記事は、BYDが4月に中國で1萬ドル（約157萬円）以下で販売されているコンパクトEV「シーガル」のハッチバックを、25年に歐州で発売する計(jì)畫を発表したとする米ブルームバーグの22日付報(bào)道を紹介。上位クラスに配備されるようなクルーズコントロールや攜帯電話の無線充電といった機(jī)能を備えているにもかかわらず、BYDの幹部が関稅や歐州の基準(zhǔn)を満たすための調(diào)整を加えても2萬ユーロ以下で販売できるとしたことを伝えた。

そして、シーガルがストランディスやルノーの同クラスEVよりも數(shù)千ドル安くなるとし、EV市場における歐州自動(dòng)車企業(yè)のプレッシャーはEUの反補(bǔ)助金調(diào)査で取り除くことができないほどになりそうだとし、フォードの歐州EV事業(yè)責(zé)任者が「このモデルや中國EVメーカーによる他のモデルを注視している。新たな競爭が市場にもたらされようとしており、私たちは緊張を感じている」と語ったことを伝えた。

その上で、EUによる中國製EVの反補(bǔ)助金調(diào)査や関稅引き上げに対し、業(yè)界幹部や専門家から反対の聲が出ていると指摘。歐州の環(huán)境ロビー団體「トランスポート＆エンバイロメント」のポリスカノバ氏が「関稅は主要メーカーを意味のある競爭から守るために使うべきではない。制裁は気候変動(dòng)対策の面で影響を及ぼすだけでなく、地元の雇用創(chuàng)出も制限することになる」と述べたことを紹介した。

また、ステランティスのタバレスCEOはこのほど、「保護(hù)主義ではこの競爭から抜け出す長期的な道は開けない。競爭の激化に対処するために、迅速な行動(dòng)が必要だ」との見解を示したと伝えた。

さらに、米エンジニアリング會(huì)社ケアソフト?グローバルがBYDのシーガルの製造技術(shù)を評価するために解體した上で、社長が「業(yè)界の誰もが安くて快適な自動(dòng)車の定義を変えるこの車について真剣に議論すべき。これは全くもって安売りのチープな製品ではない」と指摘したことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）