2024年5月26日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、アフリカ最大の自動(dòng)車生産國(guó)であるモロッコが中國(guó)よりも多くの自動(dòng)車を歐州に輸出しているとする記事を掲載した。

記事は、20年ほど前にはほとんど自動(dòng)車産業(yè)がなかったモロッコが、ビジネス上の優(yōu)遇措置や貨物鉄道などのインフラ投資によって今やアフリカ最大の自動(dòng)車生産國(guó)になったと紹介。 現(xiàn)在、同國(guó)內(nèi)で自動(dòng)車や自動(dòng)車部品を生産している企業(yè)は250社以上に達(dá)し、自動(dòng)車産業(yè)の対國(guó)內(nèi)総生産（GDP）比は22％で、輸出額は129億ユーロ（約2兆2000億円）に上るとしたほか、中國(guó)、インド、日本よりも歐州市場(chǎng)向けに多くの自動(dòng)車を供給していると伝えた。

また、同國(guó)のメズール通商産業(yè)相の話として、同國(guó)政府が港と高速道路を拡張し、生産者に最大35％の補(bǔ)助金を出していることを伝え、タンジェにある大規(guī)模な工業(yè)団地では日本や中國(guó)、米國(guó)、韓國(guó)などの自動(dòng)車関連部品メーカーが シート、エンジン、ショックアブソーバー、ホイールなどの生産を行い、歐米自動(dòng)車メーカーのステランティスは、プジョー、オペル、フィアットの車をケニトラの工場(chǎng)で生産していると説明。フランスの自動(dòng)車メーカー、ルノーは歐州の人気小型車ダチア?サンデロのほとんどを同國(guó)で生産し、同國(guó)最大の民間雇用主になっているとした。そして、同國(guó)の自動(dòng)車産業(yè)は22萬人の雇用を創(chuàng)出しており、労働者の賃金水準(zhǔn)は歐州の同業(yè)者より低いものの、同國(guó)の平均所得より高いと紹介している。

記事は、自國(guó)の市場(chǎng)が小さい同國(guó)が自動(dòng)車産業(yè)の育成に成功した背景として、自動(dòng)車産業(yè)が農(nóng)業(yè)中心の経済を変革する上でのモデル的存在になっているからだと指摘?，F(xiàn)在同國(guó)は歐米や中國(guó)の電気自動(dòng)車（EV）生産に熱心なメーカーの誘致に力を入れており、まだ実行に至っていないもののBYDが同國(guó)での工場(chǎng)建設(shè)計(jì)畫を複數(shù)回発表し、ルノーなどもEV生産の準(zhǔn)備を進(jìn)めているとした。

一方、歐米諸國(guó)が自國(guó)メーカーに「オンショア生産」を奨勵(lì)する狀況の中、関稅や貿(mào)易障壁のない自由市場(chǎng)を誇りとしてきた同國(guó)がどこまで競(jìng)爭(zhēng)できるかは不透明だとし、メズール氏が「私たちは保護(hù)主義の新時(shí)代に生きている」と述べ、同國(guó)のように「オープンで自由かつ公正な貿(mào)易に多大な投資をしてきた」國(guó)にとっては難しい狀況にあるとの見方を示したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）