2024年6月3日、中國メディアの新京報(bào)は、湖南省の農(nóng)村で児童に強(qiáng)制わいせつや性的暴行を繰り返していた元校長(zhǎng)が死刑判決を受けたと報(bào)じた。

記事によると、昨年5月に湖南省の農(nóng)村にある當(dāng)時(shí)小學(xué)校6年生の児童が保護(hù)者に対し、學(xué)校で校長(zhǎng)にキスをされたことを打ち明けた。その後學(xué)校に問い合わせたところ、クラス內(nèi)の複數(shù)の女子児童が校長(zhǎng)からそれぞれ強(qiáng)制わいせつ行為を受けていたことが明らかになり、保護(hù)者は警察に通報(bào)した。保護(hù)者がさらに調(diào)査を進(jìn)めると、校長(zhǎng)は前年度の6年生女子児童2人に対しても同様の行為に及んでいたことが分かったという。

元校長(zhǎng)は同12月1日に湖南省衡陽市人民検査院から強(qiáng)姦（ごうかん）罪、児童わいせつ罪で同市中級(jí)人民法院に起訴された。そして今年1月12日に第1審が開廷し、4カ月半が経過した先月28日に判決が言い渡された。

判決文によると、元校長(zhǎng)は1961年生まれで一度定年退職したものの、現(xiàn)地教育局からの招へいにより2021年7月に現(xiàn)場(chǎng)に復(fù)帰。農(nóng)村の小學(xué)校で校長(zhǎng)と6年生の擔(dān)任を兼任していた。そして、懲罰などを理由として計(jì)5人の被害者を教室の隣の部屋に連れ込み、わいせつ行為に及んでいた。19年には同市の高級(jí)人材名簿に名を連ねていた。

同法院は元校長(zhǎng)の強(qiáng)姦罪と児童わいせつ罪をいずれも認(rèn)め、死刑と政治権利の終身剝奪を命じる判決を言い渡した。記事は、判決に対して被害児童の家族が「望んでいた結(jié)果」とコメントしたのに対し、元校長(zhǎng)は判決を不服としてすでに控訴したと伝えた。

また、事件発覚後に現(xiàn)地當(dāng)局の複數(shù)の関係責(zé)任者が免職処分を受け、事件が起きた小學(xué)校は23年の夏休み期間中に廃止、併合されたこと、現(xiàn)地教育當(dāng)局が學(xué)校の監(jiān)督管理強(qiáng)化を求めたことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）