カナダで格闘技の試合に出場した中國人留學(xué)生が植物狀態(tài)になった事件について、中國メディアの南方都市報(bào)が5日付で報(bào)じた。

カナダ?ブリティッシュコロンビア大學(xué)の大學(xué)院に在籍していた26歳の雷震寰（レイ?ジェンホアン）さんは、昨年10月14日、初心者による格闘技大會(huì)で相手から打撃を受けて意識を失い、病院に搬送されたものの、その後植物狀態(tài)になった。

今年2月、雷さんの母親である李（リー）さんは弁護(hù)士を通じ、試合の主催者、対戦相手、監(jiān)督機(jī)関、開催地のサイモンフレーザー大學(xué)などを相手取り、訴訟を起こした。記事によると、上記関係者はいずれも自らに過失はないと考えているという。

主催者は「あらゆる合理的な措置を講じて安全を確保していた。審判は経験豊富で、彼（雷さん）は適切な醫(yī)療ケアを受けた」と説明。一方、現(xiàn)場にいた人は現(xiàn)地メディアに「試合會(huì)場に醫(yī)師や看護(hù)師はいなかった。雷さんが意識を失ってから救急車で病院に搬送されるまで約90分かかった」と話したが、それでも主催者側(cè)は「雷さんはけがなどのリスクに関する承諾書にサインをしている」と主張した。

また、告訴狀では「試合の対戦相手は以前、タイで行われた『カナダではプロ競技にカテゴライズされる大會(huì)』に出場していたにもかかわらず、初心者として出場していた」とも指摘しているが、対戦相手は自身がプロ格闘技経験者であることを否定し、「ルールを守り審判の指示にも従った」と主張したという。

試合はテコンドーに近いルールで行われたものの本格的な競技仕様のものではなかったといい、世界テコンドー連盟は「ルールの使用に同意しただけであり、連盟に試合を監(jiān)督する権限はない。試合で起きた問題の責(zé)任は主催者およびその他の団體が負(fù)うべき」との認(rèn)識を示した。

サイモンフレーザー大學(xué)は「われわれは安全な試合會(huì)場を提供した。試合の中で負(fù)傷したのであれば、ほかの被告による過失だ」と主張。ブリティッシュコロンビア大學(xué)も「もし試合が告発にあるような『（正式な）テコンドー競技』であれば、ブリティッシュコロンビア州當(dāng)局のスポーツコミッショナーがそれを知っているはずで、監(jiān)督するはず。學(xué)校が賠償金を支払う必要があるというのであれば、裁判所はその分を他の被告が負(fù)擔(dān)するような判決を下すべき」と主張したという。（翻訳?編集/北田）