2014年8月30日、日中関係はここ數(shù)年、悪化の一途をたどり、両國民の相手國に対する好感度は氷點(diǎn)にまで落ち込んでいる。だが、中國人観光客の訪日ブームにはそれほど大きな影響は及んでいない。中國評論網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

日本政府観光局の統(tǒng)計(jì)によると、2003年の訪日中國人は44萬8700人だったが、08年に100萬人を突破。10年には141萬2800人となった。11年3月の東日本大震災(zāi)と福島原発事故により、同年の中國人観光客數(shù)は104萬3200人にまで減少したが、翌12年には142萬5200人に回復(fù)。13年には再び減少に転じ、131萬4400人となった。14年に入ると、1月から7月の各月で、平均して前年比70％増という驚異的な伸びを見せており、累計(jì)ですでに129萬300人に達(dá)している。日本の観光業(yè)界は「中國人による訪日旅行市場はすでに回復(fù)した」と判斷。リピーターの増加や個(gè)人旅行の増加、円安などがその要因だと指摘している。

これとは対照的に、訪中日本人観光客數(shù)は2010年の373萬1200人を境に毎年減少を続け、13年には287萬7500人を記録。14年の1月から7月までの累計(jì)は152萬1100人と、前年比7．1％のマイナスとなった。その原因に「中國の大気汚染」を挙げる聲もあるが、訪韓日本人観光客も大幅に減少していることから、最大の原因は日中?日韓関係の悪化にあるといえよう。

中國人は歴史問題を重視しているとはいえ、歴史問題と現(xiàn)実問題を區(qū)別して考えることが可能だ。一方、日本のメディアは中國の食品問題や大気汚染、中國人観光客の日本での商品買占め、中國軍機(jī)の異常接近、レアアースの輸出制限、反日デモなどを熱心に報(bào)じている。このことから、日本人は中國人よりも現(xiàn)実問題を直視しており、政治にも関心を払っていることが分かる。（翻訳?編集/本郷）