臺(tái)灣メディアの中時(shí)新聞網(wǎng)は7日、「日本にはもう行きたくなくなった」と題する、臺(tái)灣人ジャーナリスト?王尚智氏の文章を掲載した。

王氏は「なぜ日本に行きたいと、少しも思わなくなったのか、ようやく理解した。2022年にコロナが収束してから今に至るまで、周囲の親しい友人たちが何度も（日本に）足を運(yùn)んでも、私は心を動(dòng)かされることはなかった。まるで暗い密室の中で1本のろうそくの火が一切揺らぐことがないように、日本に行きたいとは思わなかった」と述べた。

その上で、「今の日本はもう私がよく知るような國(guó)ではなくなっている」と指摘。「京都、奈良、鎌倉(cāng)など、私が何百回も足を運(yùn)び、夢(mèng)にも出てくるほど見慣れた街や観光地には、今では大勢(shì)の観光客が押し寄せている。三十三間堂の千手観音像も、もはや私がわざわざお參りに行くことを期待することはないだろう」とした。

そして、「今やバスも地下鉄も含め、至る所で観光客があふれている。かつてのように一人物思いにふけることができる場(chǎng)所を探すのは難しくなった。時(shí)が靜かに流れる奧深さは、もはや京都には無(wú)い」と言及。京都市が昨年、転出者が最も多い日本の都市になったことに觸れ、「オーバーツーリズムがこの奧ゆかしい都市を住みにくいものにした。歩くのも難しいような人の波は、スマートフォン上ではAIによって消し去ることができるが、記憶からはどのように削除すればいいのか」と嘆息した。

王氏はまた、オーバーツーリズムによる問(wèn)題點(diǎn)として、京都で観光客を?qū)澫螭趣筏客ǔ￥?倍の運(yùn)賃がかかる「観光特急バス」が導(dǎo)入されたこと、大阪では外國(guó)人観光客からの「徴収金制度」が検討されていること、飲食店などが観光客と地元民で異なる「二重価格」の導(dǎo)入を進(jìn)めていること、「日本語(yǔ)を話せない客はお斷り」や「ラーメン1杯5000円」など、観光客を排除したり、高い金額を取ろうとしたりする店が増えていることも挙げた。

そして、「いずれにせよ、2023年のインバウンド消費(fèi)が過(guò)去最高の5兆円を記録した日本では、こうした街の混雑はより深刻になっていくだろう」とした上で、「2019年12月、最後に三十三間堂で手を合わせた時(shí)に、観音様が笑みをたたえて『何年（長(zhǎng)い年月）か経った後にまたお會(huì)いしましょう』とおっしゃったのもうなずける」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）