2024年6月7日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、低迷が続く中國経済でさらなる疲弊を示す統(tǒng)計(jì)データが明らかになったと報(bào)じた。

記事は、中國政府がこのほど発表した中國製造業(yè)景況指數(shù)によると、5月の工業(yè)生産は低調(diào)だったと紹介。製造業(yè)の購買擔(dān)當(dāng)者景気指數(shù)（PMI）が前月の50.4から49.5に低下し、製造品の新規(guī)輸出受注指數(shù)も50.6から47.2に下がり、いずれも経済の成長と縮小のボーダーラインと言われる50を下回ったことを伝えた。

そして、5月に苦戦したのは製造業(yè)だけではなく、建設(shè)業(yè)の新規(guī)受注指數(shù)も4月の45.3から5月は44.1に低下し、サービス業(yè)の事業(yè)活動(dòng)サブ指數(shù)も前月の50.3から47.4に低下したと指摘。中國では引き続き輸出が低迷を続け、不動(dòng)産セクターの落ち込みは深刻化し、若者の失業(yè)率は急上昇し、個(gè)人消費(fèi)も冷え込んでいるとした。

また、第1四半期の経済成長が予想を上回ったことは、中國政府が掲げた今年の経済成長率5％近くを達(dá)成するための下支えとなったほか、5月中旬には外需の高まりに伴う國內(nèi)産業(yè)の生産刺激や、不動(dòng)産セクターの危機(jī)緩和など、経済発展を促す政策が改めて実施されたものの、その効果が顕在化するにはまだ時(shí)間がかかりそうだと指摘。國際通貨基金（IMF）も近ごろ中國の経済成長予測を上方修正したばかりであるものの、中國式経済成長モデルはすでに過去のものとなり、持続不可能であることが浮き彫りになったと評している。

記事はさらに、アジア開発銀行（ADB）は先ごろ今年の中國経済が引き続き冷え込む見込みだとし、昨年5．2％だった経済成長率が今年4．8％に落ち、來年はさらに4．5％にまで減速すると予測したこと、貯蓄の70％に當(dāng)たるとされる不動(dòng)産の危機(jī)が続く中で個(gè)人を含む各方面の投資家の悲観的な見方が続き、個(gè)人消費(fèi)と民間投資に悪影響を及ぼすと論じたことを併せて紹介している。（翻訳?編集/川尻）