韓國の尹錫悅（ユン?ソンニョル）大統(tǒng)領(lǐng)は今月3日に會見し、「慶尚北道浦項市?迎日灣沖に大量の石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いという物理探査の結(jié)果が出た」と発表した。10日、韓國メディア?アジア経済はこれと関連し「韓國経済を引っ張ってきたのはジャックポットではなく危機意識だ」「東海（日本名：日本海）の石油に沒頭した韓國経済のリーダーシップ」などと指摘する記事を掲載した。

尹大統(tǒng)領(lǐng)の発表に続き、韓國政府と韓國石油公社は同日、最大140億バレルに達するとみられる石油?天然ガス埋蔵推定地で本格的に試掘を開始すると明らかにした。多くの人が「産油國の夢」を見たこの1週間、「誰よりも浮かれたのは韓國政府だった」と記事は指摘している。

尹大統(tǒng)領(lǐng)が「國政ブリーフィング」を行ったのは、就任以來、これが初めてだった。これまで政治、経済、社會、安保分野でさまざまな懸案があったにもかかわらず、初の記者會見の內(nèi)容が「石油と天然ガス埋蔵の可能性」についてだった。これが人々の期待感を大きくし、真っ先に株式市場が反応した。しかし、「この先、長い呼吸で細密に取り組まなければ成功がない分野だということをよく承知している産業(yè)界は落ち著いていた」という。

記事は「韓國経済は現(xiàn)在、対內(nèi)外的に地政學(xué)的リスク、気候問題、高金利など複雑ないくつもの危機に直面している」とした上で、「石油?天然ガスはまだ存在も確実ではなく、発見できたとしても経済性は未知數(shù)だ」「今、韓國経済が最優(yōu)先とすべきなのは果たして試掘なのだろうか」と指摘?！甘?天然ガスの発見と大當たりの可能性を棚上げし、韓國経済のリーダーシップを心配しなければならない1週間だった」「韓國経済成長の動力は石油でも、まぐれジャックポットでもなく、危機意識と緊張感だった」「天然資源の乏しいこの國で、私たちは時代が求める産業(yè)を次々と主力産業(yè)に據(jù)え、切実に働いてきた」「いまや韓國経済は資源の貧困ではなくリーダーシップの貧困を心配すべき境遇にある」などと苦言を呈している。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「まるで韓國の未來を賭けたギャンブルだな」「昔から言うじゃないか。期待が大きいほど失望も大きいって…」「石油が出たとしても開発費用を用意するのは難しいらしいね。サウジから安く買って加工する方が経済的だとか」「試掘する予算を研究開発（R&D）に回す方がよほど賢明だ」「この記者は石油を掘るなと言いたいのか？」「曖昧な記事だな。石油?天然ガスの存在は確実なのか、物理探査を行った米國の會社のファクトチェックはどうなってるのか、もっと掘り下げてもらいたい」などのコメントが寄せられている。（翻訳?編集/麻江）