2024年6月11日、中國メディアの參考消息網(wǎng)は、TSMCがドイツ東部ザクセン州の大都市ドレスデンに建設(shè)予定の半導(dǎo)體工場について、今年第4四半期（10～12月）に著工予定であると公表したことについて、専門家を取材した。

記事は初めに臺(tái)灣メディアの「中時(shí)新聞網(wǎng)」の報(bào)道を引用し、「TSMCは外部から懸念されている人手不足とドイツ労働総連盟（DGB）の圧力について、ドイツを含むEU加盟國出身の従業(yè)員の雇用と招聘（しょうへい）に力を入れており、臺(tái)灣出身の同僚との文化を超えた協(xié)力の機(jī)會(huì)をつくり出せるよう努力している」と伝えた。

記事は続いて、ザクセン州の半導(dǎo)體協(xié)會(huì)「シリコン?サクソニー」の顧問、トルステン?ティーメ博士（Dr．Torsten Thieme）を取材。同氏は取材に対し、「人手不足は重要ではない。DGBが気にしているのは、TSMCが払える賃金額だ。それこそがTSMCにとっての最大の挑戦だ」と指摘し、「個(gè)人的な経験からいえば、インフィニオン?テクノロジーズやボッシュ、TSMCには競爭力のある賃金を出す力があるはず。ドレスデンのメーターのメーカーが同業(yè)他社の倍の給料を出したところ、人手不足を解消できた例がある。TSMCも同様のことができるはず」と語った。

記事によると、TSMCのドイツ新工場は27年完成を予定しているという。また、ドイツの半導(dǎo)體業(yè)界関係者は10日に獨(dú)ベルリンで開催された半導(dǎo)體フォーラムで、「現(xiàn)地の半導(dǎo)體サプライチェーンには大きな挑戦が待っている。臺(tái)灣の半導(dǎo)體サプライチェーンに関わるメーカーの設(shè)備投資を歓迎するとともに、最近選挙が行われたばかりの歐州議會(huì)で今後さまざまな海外からの投資を呼び込む助けとなる法案が提出され、歐州のチップ自給率を2割にまで引き上げることを期待する」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）